活動レポート

2023年の味の素社はどうなっていく?~教えて!藤江さん~

味の素社の藤江太郎社長は、2022年4月の就任以来多くのメディアに登場し、その発言にも注目が集まっています。

本サイト内のこちらの記事も多くの方に読んでいただいています。
「一問一答で紹介!味の素社の新社長・藤江太郎氏ってこんな人」

味の素グループの今がわかるwebマガジン「ストーリー」では、これまでもさまざまな活動レポートを発信していますが、このたび新コーナーをスタート!

その名も「Knock Knock 社長室 〜教えて!藤江さん〜
思いきって藤江社長のもとを訪ね、気になるトピックスを直接質問するコーナーです。

記念すべき第1回目は、グローバルコミュニケーション部の中脇さんが社長室をノックします。

先行きの予測が難しい社会経済のなかで、2023年(令和5年)に考えていることを聞いてみました。

今回社長室のドアをたたいた人

中脇理絵
グローバルコミュニケーション部
ストーリー編集部

味の素社の方針や戦略など「藤江社長に聞いてみよう!」ということで始まった「knock knock社長室」。初めて入る社長室に緊張...!!連載でのQ&Aを通じ、味の素社のことをみなさんにご紹介していきたいと思います!

質問に答えた人

藤江太郎
味の素株式会社 取締役
代表執行役社長 最高経営責任者

大阪府出身。1985年に味の素株式会社に入社。人事、営業、組合などを経験し、10年以上の海外勤務(中国、フィリピン、ブラジル)を経て2022年に代表執行役社長に就任。

「今年の年頭挨拶(従業員へのビデオメッセージ)は和装で臨みました。」

Q. 藤江社長、2023年はどんなことを考えているのか教えてください

A. 「中期ASV経営」を、推進していきます

「ストーリー」読者のみなさま、今年もよろしくお願いします。

2022年(令和4年)は、ウクライナ・インパクトや急激な円安によって、原材料や原燃料の価格高騰が起こりました。その一方で、新しい生活様式やビジネスモデルへの対応のため、ITや通信が大きく進化していますよね。これらの活用は、今後の企業や業界の発展スピードを左右していくと考えています。

「中期ASV経営」の原動力は無形資産、とりわけ人財資産!

3年ごとの「中期経営計画」をやめたんです。というのも先行きが不透明な3年先に向けて、数字や計画を緻密に策定しすぎた、いわゆる「中計病」になっていたからです。味の素グループは、2030年に「10億人の健康寿命の延伸」と「環境負荷の50%削減」の実現に向けて、"トコトン"本気でASVを追求する「中期ASV経営」にシフトしたいなと思っています。

「中期ASV経営」では、2030年のありたい姿に向け、挑戦的な指標を掲げ、バックキャストして2030年までのロードマップ(道筋)を作りあげていきます。

その中で、ASV指標として、売り上げや利益などの経済価値だけではなく、事業を通じて社会の抱える課題や問題に取り組むことで生まれる社会価値の指標も示していきます。この指標に向けて環境問題をはじめとしたSDGsについても、これまで以上に積極的に取り組んでいきます!

「つながり」や「シフト」をキーワードに、社内だけでなく、社外の皆さんにとってもワクワクするようなものにしていきたいと思っています。23年2月末に発表予定なので楽しみにしていてくださいね。

そして、「中期ASV経営」の原動力となるのは無形資産、とりわけ人財資産です。そのため、従業員一人ひとりの挑戦、取り組みを、「スピードアップ」「スケールアップ」していくことで、事業への貢献を加速させたいですね。

「スピードアップ×スケールアップ」

適切なトップダウンとボトムアップ、またやりたいことをやるために「やめる・減らす」で「スピードアップ」を進めていきます。

また、味の素グループ内外の成功事例を「型化」すること、 食品事業とアミノサイエンス事業を融合させること、ビジネスモデル変革をすすめ、成長4領域(ヘルスケア・フード&ウェルネス・ICT・グリーン)、次世代事業を創出していくことで「スケールアップ」を目指します。いずれも中期ASV経営を推進していくなかで、さらに具体化していきたいですね。

こうして従業員が高い目標への挑戦を続け、成長することがとても大切。
企業価値を飛躍的・継続的に高めていくことで、「アミノ酸のはたらきで食と健康の課題解決企業」へ、さらに進化していきたいと考えています。

「ストーリー」の中でも、従業員の「熱意」ある活動を、リアルにお届けできるよう、新しい取り組みをどんどん加速させていけるといいですね。

「志」への「熱意」ある取り組みが、やがて世界を変えていく

原燃料の高騰や安定供給、人手不足、生産性向上、環境対応など、食品業界でも多くの社会課題に立ち向かっていかなければなりません。

私たちの「志」への「熱意」ある取り組みが小さな波となり、そして「志」に共感いただける関係者の皆さんとともに取り組めば大きなうねりとなり、「10億人の健康寿命の延伸」と「環境負荷の50%削減」を通じて、世界を変えていく原動力になるのだと思います。

物流においては、社会課題解決のためにライバル企業との取り組みを進めています。

また、スタートアップ企業との新たなビジネスへの取り組みも続けてまいります。

当社単独でできることは少ないです。でも「志」に共感いただける企業や組織、団体と共に取り組むことで、業界、日本、そして世界を変え、明るい未来を創っていける、と気持ちを新たにしております。

2023年が皆さまにとって、より良い年になることを願っています。

次の記事を読む「中期経営計画をやめる、って本当ですか?~教えて!藤江さん~」

ストーリーでは、さまざまな質問に藤江社長が答える「Knock Knock 社長室 〜教えて!藤江さん〜」を連載しています。ぜひご覧ください。

用語解説

中期ASV経営
一般的な積み上げ型の経営計画ではなく、2030年時点の「ありたい姿」を設定し、それを実現するための道筋を未来から現在へとさかのぼり、戦略やマイルストーンをロードマップとして整理する経営。また、「売上高や利益率」といった財務面でのKPI(重要業績評価指標)ではなく、「人財や顧客」など非財務のKPIを重視した方針に。

バックキャスト/バックキャスティング
バックキャストまたはバックキャスティング(Backcasting)とは、「未来から現在の課題を考えるアプローチ」といわれています。目標となる未来を定め、そこを起点に現在を振り返り、いま何をすべきか考える「未来起点の発想法」です。対義語として「現在の延長線上で未来を予測するアプローチ」である「フォアキャスティング(Forecasting)」があります。

ICT
ICTとは、「Information and Communication Technology」の略称です。日本語では「情報通信技術」と訳され、デジタル化された情報の通信技術のことであり、インターネットなどを経由して人と人とをつなぐ役割を果たしています。

2023年1月の情報をもとに掲載しています。

味の素グループは、アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献します

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