第1回目は、表参道TRUNK HOTELにて開催!
ADFは20代後半〜30代前半の若手従業員を対象としたこれまでにない体感型の研修で、参加する従業員の数も公募で厳選された15名と大変少人数です。参加者はユニークなフィールドワークを含む全4回のプログラムを通して、食とサステナビリティについての理解を深め、味の素グループや社会の未来を考えていきます。
▼ADFとは?についてはこちらの記事でご紹介してます!
味の素社初!体感型の若手人財育成施策「AJINOMOTO GROUP Dialogue for the Future」とは?
第1回目は、サステナビリティについての理解を深め、自分事化することを目的に、表参道のTRUNK HOTELで行われました。TRUNK HOTELは、新しい社会貢献のスタイル「ソーシャライジング」をコンセプトにしています。
「ソーシャライジング」とは、「自分らしく無理せず等身大で社会的な目的を持って生活すること」(TRUNK HOTEL HPより)ということだそう。味の素グループだからこそできるサステナビリティの取り組みとは?を長期的な視野で考え、実行していくことにもつながりそうです。参加者は、普段とは異なるおしゃれな雰囲気の研修会場に最初はやや緊張した表情を浮かべていました。
「サステナビリティって何のためにやるんだろう?」
午前の研修は、サステナビリティ・コミュニケーション担当執行役員の森島千佳さんによるお話でした。全社的なサステナビリティに関する取り組みを紹介したあと、参加者たちとの対話の時間が設けられました。途中、森島さんからのひとつの問いかけで、会場の空気が変わりました。
「そもそも、サステナビリティって何のためにやるんだろう?」
参加者からは、
「未来の資源のために必要なこと」
「人間が進化するためにも必要な行動。サステナビリティについて考えることは、生き物としてのある種の本能」
「このままでは近い将来、牛肉や魚を食べられない時代が来るかもしれない。次世代にも良いものを残していきたい」
「ワクワクするもの」
などの様々な意見が出ました。
森島さんは「企業としてサステナビリティに取り組むことはもちろん、『これは味の素グループしかできないよね』と言われるようなものをやっていきたい」と若手従業員と志を一つにしました。
体内へのプラスチック摂取量は1週間前でクレジットカード1枚分!?
日本初の無料給水アプリ「mymizu」共同設立者のマリコ・マクティアさんによる講義では、世界でサステナビリティが求められている背景や海外企業の取り組み事例、そしてmymizuの創業ストーリーなど、幅広い視点でサステナビリティについて考えました。
マリコさんの講義では
「日本はプラスチック包装ゴミの排出量で世界2位」
「母乳にマイクロプラスチックが含まれている研究結果が出てきた」
「2050年、海中のプラスチックの量は魚の重量を超えると予測されている」
など、驚きの事実がたくさんありました。環境問題は国際レベルで起きていて、複雑につながり合っているからことを実感しました。
質疑応答のあと、「サステナビリティの自分ごと化」をテーマに以下の観点でグループワークを行いました。所属が異なる参加者同士が集まったためか、どのグループもユニークなアイデアが出ていたのが印象的でした。
・今の仕事につながるSDGsは?
・今後ビジネスの成長につながる可能性のあるギャップや機会を発掘!
・WHAT IF? ビジネスをリデザインするとしたら?
第2回ADFは島根県隠岐郡海士町にて!
11月の第2回ADF研修は、島根県の北に浮かぶ海士町(隠岐諸島)での開催が予定されています。参加者たちはそこでどんな体験をするのか。そしてどんな学びや気付きが待っているのか。楽しみです。
海士町での様子も後日掲載予定です。ぜひご覧ください!
2022年12月の情報をもとに掲載しています。
執筆:中村洋太
1987年、横須賀出身。早稲田大学創造理工学部を卒業後、海外添乗員と旅行情報誌の編集者を経て、フリーライターに。これまで自転車で世界1万キロを旅したほか、クラフトビールを53杯注ぎながら東京〜京都間を徒歩で旅した「クラフトビール 東海道五十三注ぎ」なども。朝日新聞デジタル、ダイヤモンド・オンラインをはじめ様々なメディアでエッセイや紀行文を執筆しつつ、駆け出しライター向けの育成事業を行っている。