活動レポート

行動食ってなに?私たちが登山の持ち物に「アミノバイタル®」をおすすめする理由

登山に絶対欠かせない持ち物は? 登山靴、レインウエア、ザック(登山用リュック)、そして行動食です。
行動食とは栄養補給のために携行する食品のこと。スポーツ選手からの信頼度が高い「アミノバイタル®」は、行動食としても注目されています。では、「アミノバイタル®」のどんなところが、行動食としてすぐれているのでしょうか。

この記事では、登山やトレッキングの行動食として「アミノバイタル®」をおすすめする理由について、「アミノバイタル®」を担当しているスポーツニュートリション部の堺さんと河内さんのお二人にお話を伺いました。

スポーツニュートリション部
堺 悠一朗

学生時代はアメフト部で活躍。趣味のトライアスロンのために出社前2時間のトレーニングを欠かさない。山では登山道を走る“トレラン(トレイルランニング)”で体を鍛えている。

スポーツニュートリション部
河内 未土

学生時代は体育会ラクロス部にて活動、ナショナルチームに所属。現在は早朝ランで健康な心とカラダを維持している。

登山、トレッキングの行動食とは?

行動食とは登山やトレッキングの際に必要なエネルギーや栄養を手軽に補給するための食べ物です。携行食とも呼ばれます。

山ではいざというとき、行動食がモノを言います。命運を左右すると言っても過言ではありません。

それは本格的な登山に限った話ではありません。高さ数百メートルの低い山でも、遭難事故は起きています。

食事は下山してから食べればいいと行動食を持たずに山に入り、悪天候や道迷いなどのアクシデントに見舞われて下山が遅れる⇒エネルギー切れで動けない⇒救助要請というパターンがとても多いのです。

行動食としての「アミノバイタル®

では、どんな食品が行動食に向いているのでしょうか?

:登山やトレッキングに持っていく行動食は、携行食とも呼ばれるように携行のしやすさが求められます。軽くて、小さくて、持ち運びしやすいものです。いくら栄養があっても、重かったり、かさばったり、溶けたりするものは適切ではありません。そして手軽に食べられるもの。お湯を入れるなど調理が必要なものは行動食とは言えません。

スポーツニュートリション部の堺悠一朗さんは、行動食の大切さを知ってもらおうとプライベートで北アルプスの山小屋を訪ね歩いて「アミノバイタル®」を自主サンプリングしてきたそうです。

2023年4月にプライベートでソロ上高地訪問。自主サンプリングしつつ登山を楽しみました。

糖質とたんぱく質、どちらも効率的に摂れるのがいい行動食

ビスケットやクッキー、アメやチョコレートなどの「お菓子」を携行する登山者も多いでしょう。これらは軽くて持ち運びやすいという条件を満たしています。甘いものを口にするとホッとしますし、糖質(カロリー)の補給にもなります。

:しかし、糖質だけでは不十分で、たんぱく質も摂れる行動食が必要です。たんぱく質はカラダをつくる材料になる栄養素。なので、登山中の栄養補給には、たんぱく質もしっかり摂取することが大切です。

人体のたんぱく質は、20種類のアミノ酸で構成されています。シーンに合わせて使い分け、適切なタイミングで必要なアミノ酸を摂取することで、登山を最後まで楽しむことができると堺さんは説明します。

堺さんは、山は歩いて登るより走って上り下りするトレランのほうが好きという、バリバ リのスポーツマンです。山道を30キロくらい走って登り、走って下山するそうです。それなのに、昨年スポーツニュートリション部に異動してくるまで、あまり「アミノバイタル®」を飲んでいなかったそうです!

:遅ればせながら、アミノ酸を学び、「アミノバイタル®」の "使い分け"を意識してトレランするようになったのですが、もう、下山時がぜんぜん違くて驚きました。翌日も違います。

すでに、「アミノバイタル®」は遭難救助のプロたちに採用されています。
たとえば、北アルプスや八ヶ岳連峰の名峰が連なる、長野県の北アルプス北部・南部地区山岳遭難防止常駐隊は2015年(平成27年)から「アミノバイタル®」を行動食として携行しています。

2023年7月に行われた長野県山岳遭難防止常駐隊 結隊式の様子

登山のためのおすすめアミノバイタル®活用法

おすすめの摂取タイミングは商品によって違います。効率的な「アミノバイタル®」の摂り方をご紹介します。

白馬村と上高地でのサンプリング活動から得た評価

安全な登山のために「アミノバイタル®」を活用してほしい、との想いから、堺さんと河内さんの所属するスポーツニュートリション部ではさまざまな取り組みを行っています。

ここからは、これまでの活動や今後の取り組みについてお二人に語っていただきましょう。

河内さん

私たちはこれまで、日本山岳ガイド協会と連携して「アミノバイタル®」のサンプリングなどを行ってきました。山岳ガイドさんに登山に適したサンプリングセットをお渡しして、ガイドさんご自身で登山者に直接推奨し、手渡ししてもらうことで行動食の啓発につなげてきました。

サンプリング内容は、「アミノバイタル®パーフェクトエネルギー®」ゼリードリンクと「アミノバイタル®プロ」と「アミノバイタル®ゴールド」と、その飲み方の説明書の3点セット。日本山岳ガイド協会との連携では、2022年(令和4年)に9万セットを配布。

堺さん

今は日本山岳ガイド協会のほか、コンパス(各県の自治体、警察の登山者見回りのネットワーク)、山梨県警とも協定を結んでいますね。

河内さん

私たちメーカーが直接、登山者さんにお渡しするより、ガイドさんや救助隊の方からお渡ししてもらったほうが理解いただきやすいかと。

堺さん

とにかくアミノ酸の大切さを知ってもらうことですよね。

ーーー堺さんは長野県の白馬村と上高地の旅館や山小屋を訪問したそうですね。

堺さん

はい、行ってきました。サンプリングセットをたくさんお渡ししてきました。

河内さん

なぜこのエリアに?しかも、上高地はプライベートでも訪問したと聞いていますが(笑)。

堺さん

上高地、白馬ともに北アルプスの玄関口になります。登山者にとっては憧れの山ですから、現地に行って、旅館や山小屋の方や登山者のニーズをつかみたいと思っていました。

ーーー上高地といえば、河童橋、大正池のあたりは観光客も多い人気スポットですね。

堺さん

ええ。バスが出てますし、売店もあります。でも、お土産やお菓子ばかりでサプリメント類はありません。さらに河童橋の先に進めば、旅館や山小屋しかなく「アミノバイタル®」は手に入らない。登山者からすると、どこかで買えると思っていたのにどこにも売ってなかったという、いわゆる「買い忘れニーズ」がかなり多いことがわかりました。

河内さん

山小屋に「アミノバイタル®」があればいいのに〜という声は以前からうかがっていました。ただ、山の上まで製品を運ぶヘリコプターをどうするかなど、山ならではのむずかしさがありますよね。

堺さん

今回、上高地の旅館や山小屋さんに「アミノバイタル®」を置いていただけたのは、そうしたニーズに加えて、日本山岳ガイド協会さんとの10年以上におよぶサンプリング配布の評価があってのことかなと思うんですよ。

ーーーその評価からどのようなことが感じられましたか?

堺さん

地道なサンプリング活動で醸成された「アミノ酸トップブランド」という価値が、上高地のブランド力アップにも結びつけられないか、という雰囲気を感じました。

河内さん

うれしいですね。販売もしてくれることに?

堺さん

おかげさまで上高地ではバスターミナルの売店をはじめ、上高地帝国ホテル、白樺荘、徳澤園、横尾山荘さんなど19すべてのホテル、旅館、山小屋に「アミノバイタル®」を置いてもらうことができました。

上高地帝国ホテルと売店(上段左右)、徳澤園の売店(左下)、白樺荘の売店(右下)

河内さん

プライベートで行った甲斐がありましたね(笑)。白馬村も同じように?

堺さん

白馬村には以前からスキーでよく遊びに行っていたので、現村長の丸山さんとは村長になられる前から顔なじみだったんです。それが昨年、村長になられたというので、さっそく"行動食としての「アミノバイタル®」"について説明させていただきました(笑)。

丸山白馬村長(中央)との会談にて。右は堺さんの上司のスポーツニュートリション部 スポーツ価値創造チーム長 田中和幸氏

河内さん

なるほどー。サンプリング数はどれくらいですか?

堺さん

上高地では4月末から旅館や山小屋の宿泊者にお渡しするサンプルが計7万セットです。白馬村では7月から(旅館や山小屋の宿泊者に)計1万セットです。

河内さん

登山者からの評判はどうでしょう?

堺さん

山登りで宿泊されている方からは、とても喜んでいただけたようです。旅館ではよくタオルがもらえたりしますが、「アミノバイタル®」をもらえるとは思わなかった、と。

河内さん

よかったです!日本山岳ガイド協会さんと連携したサンプリング事業が北アルプスで実ってきましたね。

すべては安全な登山のために

堺さん

登山時の「アミノバイタル®」の訴求は、メディアとの連携も始まっていますよね。

河内さん

そうですね。2023年(令和5年)4月に、雑誌「山と溪谷」で上高地案内のタイアップページを制作しました。今後もメディアを使って行動食の大切さ、アミノ酸の重要性をお知らせしていく予定です。

堺さん

今、若い登山者がすごく増えていますよね。

河内さん

ええ。コロナ禍を経て、ますます増えているようです。今後は20代〜30代に向けて、SNSも駆使して発信していく予定です。

堺さん

とくに登山初心者の方に、正しい行動食の取り方をお伝えしていきたいですね。

河内さん

本当にそう。安全な登山を楽しんでいただくために。これは私たちの使命でもあると思ってるんですよ。

"ザックの中にはいつも「アミノバイタル®」が入っている"を当たり前にしたい

お二人は、登山者への「アミノバイタル®」サンプリングが味の素社のASVにつながる活動だと話します。

ASVとは「Ajinomoto Group Creating Shared Value」の略です。事業を通じた社会価値と経済価値の共創、その取り組みによって企業の成長を目指すという、味の素社の経営理念です。

商品のサンプリングがASVにつながるというのは、どういうことでしょうか。

河内:もともとこの事業は医療で培ったアミノ酸のノウハウをスポーツ実施者に適した製品にしたところから始まっています。いのちのために働くという会社の理念と、安全登山のために「アミノバイタル®」ができることは何か、という想いが根底にあります。

登山はひとつ間違えば、命に関わるスポーツです。遭難事故は圧倒的に下山時が多い。登山中や下山前のエネルギー補給が十分ではないため、帰りにエネルギー切れを起こしてしまうんですね。

ならば、下山前にしっかりエネルギーとアミノ酸補給を促しておけば、事故を未然に防ぐためのひとつの力になれるのではないか、という仮説から私たちは日本山岳ガイド協会さんとサンプリング事業に取り組みました。

実際に長野県のレスキュー隊の方から、大変助けられたという話をいくつも聞いています。

「アミノバイタル®」が登山の助けになるなら、私たちはそれを登山者のみなさんに知らせる使命があると思います。また、人の手助けとなる活動は、弊社のASVそのものと自負しています。"ザックの中にはいつも「アミノバイタル®」が入っている"のが当たり前になるよう、がんばります。

堺さんも次のように語ります。

:行動食に「アミノバイタル®」があったことで登山が楽しめた......これは本当に大きな社会的価値だと思います。

しかも、今回の旅館や山小屋での販売開始によって収益増につなげる道筋も見えてきました。登山者にアミノ酸の知識が浸透することは、一般ユーザーへと利用者の裾野が広がることにもつながります。これはまさに、弊社のASVに根ざしていると言えます。

私自身、ユーザーの1人としてアミノ酸の有用性を実感しているので、これからもどんどん山に入って、登山の楽しさと行動食の大切さを伝えていきたいと思っています。

行動食にアミノ酸。ザックの中に「アミノバイタル®」。これからの安全登山の常識になりそうです。

堺 悠一朗

スポーツニュートリション部マーケティンググループスポーツ価値創造チーム
2014年入社。量販店・卸店営業などに従事。2022年7月より現部署。仕事をする上では「感謝を忘れないこと」を心がけています。
夏は登山&キャンプ、トライアスロン、冬はスキーなど自然が好きなアウトドア派。2018年〜2019年にTBS SASUKEへ3回の出場!週5日、早朝2時間かけて米軍のトレーニングにも採用されている「Crossfitトレーニング」を欠かさず、週末は指導も行っています。
ほかにも趣味は、旅行、観劇、仏閣巡り、ジャズドラムなど。

河内 未土

スポーツニュートリション部 マーケティングGスポーツ価値創造TコミュニケーションU ユニット長
2004年入社後、大阪支社での営業担当、本社営業企画でのマーケットクリエイターなどを経て、2016年スポーツニュートリション部へ移動。アミノ酸の知識を高め、自らの経験を元に本格的なカラダ作りとコンディション維持をトップアスリートから一般の方にまで伝えています。
座右の銘は「No pain, No gain」。業務では「その仕事は誰のためになるのか、何のためにするのか」ということを意識しています。
趣味はスポーツ全般、読書、映画鑑賞、Podcastを聴くこと。保護猫&犬支援活動に取り組みつつ、家でも引き取った保護猫のお相手をしています。

2023年7月の情報をもとに掲載しています。

味の素グループは、アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献します

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