活動レポート

テレワークをいち早く実施!味の素グループの働き方改革

味の素社では、「働き方改革」を重要な経営戦略と位置づけ、生産性高く、柔軟な働き方の実現と働きがいの向上に向けた取り組みをしています。中でもテレワークには、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の発出前から、すでに取り組んでいました。今回はテレワークを中心に、味の素流働き方改革についてご紹介します。

味の素流働き方改革

味の素社では、長年に渡って働き方改革に取り組んできました。まずはその歴史についてご紹介します。

味の素社における働き方改革の歴史

サステナブルな成長に向けた人事部門基本方針イメージ

味の素社が働き方改革に着手したのは、2008年のことです。当時、ワークライフバランス向上のためのプロジェクトとして取組みを始めました。コアタイムなしのスーパーフレックス勤務制度や在宅勤務制度の導入などを行いました。2016年からは経営戦略としてのゼロベースでの働き方改革として、柔軟な働き方と多様なライフスタイルの支援を掲げ、さまざまな取り組みを行なってきました。

ダイバーシティと働き方改革

味の素社では、ワークライフバランス向上のためのプロジェクトの中で、女性がより一層活躍できる環境づくりに取り組んでいます。2017年所定労働時間を20分短縮し、退社時間を16時30分に変更(所定労総時間短縮および始終業時刻前倒し8:45-17:20→8:15-16:30)や原則、会議や社内研修時間帯を9時から16時までとするなど、育児中の女性をはじめ、すべての人が働きやすい環境づくりを早い段階から整備してきました。また、本社では、退社時間の前倒しに加え、ノー残業デーと定めた毎週水曜日は、いまでも17時に消灯しています。

エリア申告制度とWLB(ワークライフバランス)休職

味の素社は、介護、育児、配偶者の転勤にかかわらず従業員が働き続けられるよう、希望勤務地を申告できるオープンで公平な「エリア申告制度」を導入しています。
また、ライフイベントと両立しながらキャリアを継続できるよう、従来の育児休職、看護休職に加え、配偶者転勤帯同と不妊治療を事由とする休職制度を導入し、これらを「WLB休職制度」として一つにまとめました。

テレワークを2014年からいち早く推進

味の素社ではテレワークを2014年から社内で制度化し、運用しています。また2017年からは、味の素社において、制度を大幅に拡充し、多様な人財が"いつでも、どこでも働ける"環境づくりに取り組みました。

味の素社のテレワークに関する取り組み「どこでもオフィス」

味の素社の特徴的な取組みとして、「どこでもオフィス」という制度があります。
これは2017年に導入されたテレワーク制度で、セキュリティが確保され従業員が集中して勤務できる場所であれば、自宅やサテライトオフィスなど、"いつでも、どこでも"勤務できるというものです。全従業員を対象とし、顔を合わせないと仕事ができないという既成概念を打破し、テレワークの実施場所や利用回数の上限を大幅に緩和しました。

この取り組みは社外でも評価され、2018年に「第18回テレワーク推進賞会長賞」を受賞しました。テレワーク推進賞は、ICTを活用して場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を可能とする「テレワーク」の普及促進を目的に、日本テレワーク協会が2000年より実施している表彰事業です。味の素社の「どこでもオフィス」は、「働き方改革が創造する活気あふれる社会を目指して」のテーマに即したテレワーク実践事例と促進事例が審査された結果、その試みの先進性が評価されての受賞となりました。

テレワークによる従業員の働き方の変化

残業を前提とした働き方から脱却するためには、従業員一人ひとりのワークとライフに対する意識を変える必要があります。味の素社では、家族と過ごす時間の充実や自己研鑽に充てる時間を創出し、ワークライフバランスを向上させつつ生産性を高めることを目的に、働く時間や場所を問わずフレキシブルに働くことができる環境整備を進めています。柔軟に働きやすい環境づくりの推進により、残業ありきの働き方から自律的で柔軟な働き方へと変化しています。

味の素社におけるwithコロナと働き方改革

2020年、働き方を取り巻く環境は激変します。新型コロナウイルス(COVID-19)によるパンデミックです。
2020年4月の緊急事態宣言以降、従業員の安全を最優先として、生産部門などを除いた従業員が、テレワークを中心とした働き方に移行することを推奨。味の素社本社に限れば、オフィス出社率は22.1%(2021年6月現在)となっています。感染拡大などの環境変化や社会情勢に応じて柔軟な対応を行っています。

テレワークによる従業員の働き方の変化

味の素社では早くからテレワークに取り組み、軽量PCやスマホ貸与、ペーパーレス化を加速化するとともにICTツールをはじめデジタル化推進など柔軟に働ける環境づくりをしてきたことにより、緊急事態宣言発令下でもスムーズにテレワークに移行できました。

コロナ禍でオンライン化やリモート化が急速に進みました。新人研修プログラムのオンライン化、押印・契約の電子化、どこでもオフィスの日数制限の撤廃、サテライトオフィス拡充など、テレワーク中でも仲間とつながり、協業しながら働ける環境づくりやリモート下のコミュニケーション変革に取り組みました。

これからの働き方のために味の素社が取り組むこと

味の素社では、ニューノーマルの中でも、一人ひとりが安心して生産性高く、柔軟に働ける環境づくりに取り組んでいます。今後も味の素流働き方の先進化により、味の素グループにとどまらず、社会により良いインパクトを与えていきます。

関連情報:Ajinomoto Group Creating Shared Value(ASV)とは?

味の素グループは、解決すべき3つの社会課題として「健康なこころとからだ」「食資源」「地球持続性」を掲げています。独自の技術や知見を活かし、グローバルリーダーとして社会課題の解決に貢献しつづけること。同時に、社会・地域と共有する価値を創造することにより経済価値を向上させ、企業としての成長にもつなげていきます。この取り組み全体をAjinomoto Group Creating Shared Value=ASVと称します。

2021年8月の情報をもとに掲載しています。

味の素グループは、アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献します

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