研究開発

小さな一粒で食生活に新しい価値を生み出した「鍋キューブ®」

小さな一粒で食生活に新しい価値を生み出した「鍋キューブ®」
それまで“液体タイプ”が主流だった鍋つゆ市場に、彗星の如く現れた“キューブ状の鍋の素”。一人前から大家族まで、さまざまなシーンで好みの鍋を楽しめるという、鍋料理の可能性を広げた「鍋キューブ®」、その開発に向けた想いと実現の裏で乗り越えた困難とは?

「食生活に新しい価値を生み出したい」という想い

熱々のお鍋が恋しい季節。体を芯から温めて、栄養バランスよくヘルシーに味わえる鍋料理を、ひとりから大家族まで、さまざまなシーンで楽しむ。そんな豊かな食スタイルを可能にしたのが、キューブ1粒が1人前の「鍋キューブ®」。ありそうでなかった手軽な鍋専用調味料が人気を呼んでいます。

これまでにない新しい家庭用調味料を作りたい。食生活や文化として浸透していくような新しい価値を生み出したい。
「鍋キューブ®」の開発は、マーケッターのそんな想いから始まりました。
新商品の開発に取り組むには、まずは世間のニーズを知ることから。人々が「今何を食べているのか」、「今後何を食べたいのか」を徹底調査し、いく通りものアイデアを生み出していきました。

主婦の心にささったのは"キューブ状の鍋の素"

たくさんのアイデアをもとに主婦たちにリサーチをしたところ、事前の予想をはるかに超えて大きな反応を得たのが、「キューブ状の鍋の素」。個別化・多様化が進む生活スタイルに応えようと、もともと開発チームが考えていたアイデアでした。
それまでの鍋用調味料はレトルト入りの4~5人前用スープや、瓶に入った濃縮タイプなど液体が主流。しかし、一度で使い切る必要があったり、重くて持ち運びにくいといったイメージもあり、主婦にとって水分のない固形タイプはまさに「使える」「助かる」アイデア。確かな手応えを感じた開発チームは、早速製品づくりに着手。当初は、基幹商品である固形スープの素、味の素KKコンソメのキューブ製造技術を活かせると考えていたのですが......

最大の難関は、味わいだけでなく"鍋の楽しさ"を凝縮すること

そもそも鍋料理は、いくつもの素材から溶け出し凝縮されるうま味をゆっくり楽しむ料理。その複雑な味わいを出すためには、当然さまざまなエキスのうま味が不可欠でした。その上、スープをただ圧縮してキューブに固めただけではバラバラになってしまい、形を保ちやすい原材料の配合を増やすと、今度は鍋の中で溶けにくくなってしまうというジレンマも......。スープの固形化とおいしさを両立させるためには、多くの努力と技術力が必要だったのです。

単なるスープとは違う、素材が複雑に絡み合う味わいはどのように再現されたのか、口に運んだときにふわっと広がる豊かなだし風味の秘密は?キューブ状を保ちながらもすぐに溶ける絶妙の成形技術とは?
その1粒に込められた驚きのこだわりを、ぜひのぞいてみてください。

2019年10月の情報をもとに掲載しています。

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