「たべる楽しさを、もっと。」をテーマにした味の素社のWebメディア「AJINOMOTO PARK」では、AIを活用した自動献立提案システムを導入して、利用者一人ひとりのニーズに合ったメニューをお届けしています。
そして2024年(令和6年)3月には、AIが各ご家庭の好みと栄養バランスのどちらも叶える献立を提案してくれる「未来献立®」というサービスがスタートしました。
食事作りの理想と現実とは......
ふだん食事を作るのに悩みのタネとなるのが、メニューを考えること。「食事の支度や後片づけについて面倒に思うこと」を調査したところ、約76%もの人がおかずや汁物の組み合わせといった"献立を考える"ことに負担を感じているという結果に(2014年味の素グループ調べ、回答数2,060)。一方で、食事作りでもっとも重視されているのは、"栄養バランスのよい献立"でした。
選んだ1品に合う2品を瞬時に提案
「AJINOMOTO PARK」では、食材、調理法、和風や洋風などのジャンル、時間などの条件を入力するといくつかのレシピがリストアップされます。次にそこで1品を選択すると、主菜、副菜、汁物から適切な2品を加えて計3品の"献立"として瞬時に提案されます。
これは、栄養士等有資格者監修のもとに、10,000件以上ものレシピをデータベースとして蓄積してきたことで実現しています。
旬や献立全体の作業効率、彩りなども考慮した提案に
「AJINOMOTO PARK」の献立提案には、2つの大きな特徴があります。
まず1点目が、栄養計算に加えて、季節、和洋中のジャンル、食材・調理器具の数といった調理効率など、食事作りをする人が気にするポイントも考慮されること。
2点目は、AIを活用して、彩りや味のバランスなど数値や言語では表せない感覚的な要素も考えられていること。
この2点を組み合わせることによって、単なる栄養計算の組み合わせではない、利用者向けに寄り添った、精度の高い献立提案ができるようになっているのです。
あなたにぴったりの献立を提案する「未来献立®」とは
「未来献立®」とは、「単品料理」ではなく、栄養バランスが整った「献立」を最大8日分、しかも家族の好みを考慮して提案するWebサービスです。
「未来献立®」には、2種類のAIが搭載されています。ひとつは、味の素社のレシピデータベースと栄養に関する知見を活用して、栄養バランスとおいしさを両立させた献立を作成する「献立作成エンジン」。もうひとつは、利用者の食の好みを学習して献立提案に反映する「嗜好性AI」です。
これは、日々サービス上で選ぶ献立や自分や家族が気に入った献立を「お気に入り」登録することで、各家庭の食の好みをAIが学習し、我が家に合った献立を提案してくれるというものです。
さらに、栄養バランスが気になる日は前日に食べたものを登録すると、栄養のツジツマをあわせてくれる「ツジツマ献立」を提案することもできるのです。
このように、味の素社はこれからも「おいしく食べて健康づくり」という創業の志から生まれたスローガン"Eat Well, Live Well."のもと、多様なライフスタイルやニーズに合った新たな価値を提案します。
2025年2月の情報をもとに掲載しています。
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