旬の話

冷え性や疲れやすい人におすすめ! こんなにすごい、ニラの栄養!

旬の食材とその魅力、おいしい食べ方をご紹介する連載「旬のはなし」。今回は「ニラ」です。
ニラは、ニラレバ炒め、餃子など、スタミナ料理に欠かせない食材。
あの独特の香りが食欲をそそりますね。

私たちに元気をもたらしてくれる、人気メニューの名脇役・ニラの魅力を、バリエーション豊かなレシピとともにたっぷりとご紹介します。

年中食べたい栄養満点のニラ

ニラの旬は3~4月ですが、近年はハウス栽培、トンネル栽培などがあるため、1年中、店頭に並んでいますね。私たちがよく目にしているのは「葉ニラ」という種類。「グリーンベルト」に代表される大葉系品種で肉質がやわらかく人気があります。

ニラには、体をあたためる効果があります。
日常的に食べるようにすれば、冷え性の改善や神経痛の緩和にも有効です。

また、風邪をひきやすい、疲れやすい、貧血気味などの方にもおすすめです。

ニラの原産地は中国といわれ、3000年以上前から栽培されていました。日本でも『古事記』などに記述があり古くから栽培されていましたが、欧米では見られない野菜の一つです。
昔は薬草的に使われていましたが、1960年頃から中国料理の普及とともに需要が急増して、年間通して作られるようになりました。

知って得する! ニラのはなし

ニラに多く含まれるβカロテンは、それ自体で抗酸化作用が強い栄養素です。体内では必要に応じてビタミンAに変換され、のどや鼻など粘膜を丈夫にすることで、風邪の予防や肌に潤いを与えてくれます。
その他、高血圧の予防やむくみ改善に働くカリウム、骨からカルシウムが流出するのを防ぐビタミンKなど、栄養の宝庫です。

店頭でニラを選ぶ際は、葉がぴんとしていて、しなびたり折れたりしていないものを選びましょう。緑色が濃く、肉厚で幅が広いもの、根元の切り口が新しく、香りが強いものがおすすめです。

日持ちはしないので、できるだけその日に使う量を買い求めましょう。
きざんで小分けにして冷凍保存も可。使うときは、凍ったまま煮汁やスープなどに加えてください。

ニラを刻んでしょうゆを加えてなじませたタレ(ごま油を加えてもよい)はゆで鶏、ゆで豚、蒸し魚、卵かけごはん、鍋のタレなど、幅広い料理のタレとして使えます。

パワフル食材「ニラ」の栄養素

■のどや鼻、肌に潤いをもたらす、βカロテンが豊富。
■高血圧予防やむくみ改善が期待できる、カリウムも。
■葉酸、ビタミンK、ビタミンE、食物繊維、硫化アリルなど、
多くの栄養素をまんべんなく含んでいます。

冷え性、疲れやすい人におすすめ! ニラをおいしくたくさん食べましょう!

【旬のレシピ】油脂や肉と一緒に! マスターしたいニラレシピ

ニラの栄養素を逃さないために洗う、切る、は手早く行いましょう。
もつ鍋などの鍋料理や炒め物は、加熱によりかさが減るので、ニラをたっぷり食べることができますが、いずれにしても加熱時間が長くなると色が悪くなり、風味も落ちてしまうので、さっと火を通す程度にすることが、おいしく食べるポイントです。

また、ニラに豊富に含まれるβカロテンは、油脂と一緒に摂取することで吸収率が上がります。

「にら入り麻婆豆腐丼」

ニラと豚ひき肉の相性バツグン!ごはんが進みます。

「鮭にらオムレツ」

忙しい朝にも、さっと作れる栄養満点メニュー。

「かんたんチヂミ」

コチュジャンをプラスしたタレもおいしい!週末のランチにオススメ。

独特の香りと食感が魅力のニラ。
スープにしたり、炒め物にしたり、タレにしたり......。

おいしくて栄養や食物繊維豊富なニラを、新たなレシピにも挑戦して、
もりもりといただきたいですね。

自然の恵みに感謝して、
今日もおいしく、旬をいただきましょう。

味わいいろいろ。ニラの品種

ふだん私たちがよく食べている緑色の「葉ニラ」以外にも、「黄ニラ」「花ニラ」という、おいしいニラがあります。

・黄ニラ
「葉ニラ」を日光に当てず軟化栽培したもの。芽が出る前の根株に覆いを被せて光を制限することで、軟白化させます。おもに中華料理で使う食材。ニラ特有の臭みがなく、よりやわらかく、甘みがあります。日本では岡山県が主産地。2月が旬で、2月12日は日本記念日協会認定の「黄ニラ記念日(にっこりいいニラ=2月12日)」です。生食でき、サラダにしたり、きざんで薬味として使うのもおすすめ。加熱の際は、さっと火を通す程度に。火を止めてから加えてもよいくらいです。淡色野菜に分類されるので、ニラに比べると栄養価は高くないですが、香りや食感を楽しめる野菜です。

・花ニラ
「葉ニラ」とは異なる品種で(代表的な品種は「テンダーポール」)、花が咲かないうちにつぼみと茎を一緒に食べます。花ニラは、炒め物に使うことがほとんど。風味はニラほど強くなく、甘味があるのが特徴です。緑黄色野菜に分類され、βカロテン、ビタミンK、葉酸がニラには劣りますが、多く含まれます。旬は露地栽培の場合4月頃から10月頃まで。5月から9月がおいしい時期です。

監修:牧野直子(まきの・なおこ)

管理栄養士、料理研究家、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食(くう)」代表。おいしくて体にやさしいレシピや健康的なダイエット法などを提案し、テレビ、雑誌、料理教室、健康セミナーなどで幅広く活躍中。共著に『2品おかずで塩分一日6g生活』(女子栄養大学出版部)ほか。

2021年3月の情報をもとに掲載しています。

食と健康

意外と知らない!?薬味の効能と健康パワー

おそばにわさび、うどんに七味唐辛子、さんまに大根おろし・・・・・・と当たり前のように添えられる薬味たち。味全体を引き締めるだけでなく、香りや風味を添えるなど、料理を上手に引き立てる「名脇役」です。

決して主役ではないけれど、ないとどうも物足りない・・・・・・。そんな不思議な魅力を持つ薬味は、いまや私たちの食卓になくてはならない存在になっています。

そんなごく身近な薬味ですが、薬味のすごさついては、じつはあまり知られていないのではないでしょうか?

いま改めて、薬味の種類や効能を知ることで、これまでよりもっと体に良くて楽しい食卓になるかもしれません。

今日からあなたも「ハッピー薬味ライフ」を始めてみませんか。

薬味が「くすりのあじ」と書く理由

「薬味」と聞いて、思い浮かべる食材は何ですか?
わさび、七味唐辛子、大根おろし、ねぎ、ゆず、海苔、しょうが、にんにく、山椒、大葉、みょうが、ごま、鰹節・・・・・・など、おなじみの食材が思い浮かびますね。地域によっては、すだち、かぼす、ゆずこしょうなどもあるかもしれません。季節を感じさせてくれるものもあれば、一年中食卓に欠かせないものもあります。また、粉末やチューブなど気軽に入手できるものもあるので、以前よりぐっと身近な存在になっています。

そもそも「薬味」とは何でしょうか。
薬味は料理に添える香辛料のこと。この「添える」というのが、ポイントなのですね。刻んだり、すりおろしたり、絞ったりして、あくまでも主役に「少量添える」ことに徹する。そんな健気な薬味は、なぜ「くすりのあじ」と書くのでしょうか。

もともと「薬味」という言葉は医学用語だったそうです。中国最古の薬書『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』によると、食物には五味「甘・苦・酸・辛・鹹(塩味)」があり、それぞれに効能があるとされ、体質などに応じて取り入れることが大切だと考えられていました。この五味を『薬味』と呼ぶようになり、次第に主薬(おもな効力をもつ成分)に調合する成分のことを「薬味」というようになったそうです。

今でも、人の好みやその日の体調によって、薬味を入れる量を調整するところは、当時の「薬味」を彷彿とさせますね。

ちなみに日本では、なんと約3000年前の縄文時代の遺跡から山椒の化石が出ているそうです。はるか昔の縄文人も薬味を使っていた可能性があるとはおどろきです。

湯豆腐だって冬のおすすめ健康メニューに!薬味の効果あれこれ

普段、何気なく添えている薬味。「香りを添える」「風味を添える」「季節やいろどりを表す」のほかにも、「食欲増進」「臭いをやわらげる」「毒消しや防腐効果」「消化を助ける」など、さまざまな作用があることがわかります。

しかし薬味の底力はそんなものではありません。
たとえばいつもの湯豆腐に薬味をプラスするだけで、味のバリエーションが広がるだけでなく、寒さや感染症から身を守る効果まで期待できてしまいます。

それでは、これから迎える冬にぴったりの薬味の効能をご紹介しましょう。

ねぎ

ねぎには消臭効果があり、肉や魚の臭みを取ってくれます。
ねぎの強い香りには、血行をよくし、疲労物質を分解する成分が入っているため、肩こりや疲労回復にも効果が期待できるそうです。

風邪をひいたときに「焼いた白ねぎをのどに当てると良い」という話を聞いたことのある方もいるのではないでしょうか。これは、ねぎに含まれる硫化アリルという成分に強力な殺菌作用と鎮静効果があるためで、理にかなった処方なのですね。

大根おろし

大根にはビタミンCのほか、ジアスターゼという消化酵素が豊富に含まれています。この酵素は、胃もたれを防止する効果があります。
脂ののったさんまの塩焼きに添えられた大根おろしや、おろしポン酢でいただくとんかつも、さっぱりして食べやすくなるだけでなく胃もたれまで軽減してくれる組み合わせなんですね。
ビタミンCとジアスターゼは熱に弱いですが、薬味の場合は大根おろしとして生で使うので栄養素を壊しません。

しょうが

しょうがは消臭効果や抗菌作用があることから、青魚などの刺身などによく添えられています。
しょうがに含まれる辛み成分には、発汗を促して熱を下げ、新陳代謝を促進して体を芯からあたためる作用があるので、かぜの初期や、冷え性の方にはぜひしょうが湯をおすすめしたいです。
さらにしょうがには弱った胃を元気にしてくれる効果もあるといわれ、漢方薬などにも多く使われる食材です。

ゆず

ゆずの果汁や皮には、レモンを上回るほどの豊富なビタミンCが含まれています。
ビタミンCは、風邪や感染症予防はもちろん、美容にも欠かせません。
さらに香りの精油成分には、神経をリラックスさせる効果や血行を促進させるはたらきがあるそうです。

このように、薬味は風味や香りを添えてくれるだけでなく、その名にふさわしく、さまざまな効能を発揮しながら、私たちの健康のサポートもしてくれていたのです。

薬味ライフは、いいことづくめ。
いろいろな薬味を積極的に取り入れて、今年の冬も元気に乗り切りたいですね。

冬の新定番! 体あたたまる薬味たっぷり鍋レシピ

薬味の隠れたパワーを知ったところで、さっそく薬味を使ってみましょう。

季節によって、またその日の体調によって、微妙に調整できるのも薬味のうれしいところ。組み合わせを自由にアレンジしながら、味や香りのバリエーションも楽しむことができます。同じメニューも薬味を変えて、新鮮さをプラス。忙しい人の強い味方です。

この機会に、新たな薬味の可能性をどんどん開拓して、あなたなりの「ハッピー薬味ライフ」を楽しんでください!

「しょうが鍋」

薄切り+すりおろしのダブルしょうがで味わい倍増!
心も体もポカポカのあったかお鍋。

「くずし豆腐と豚こまの薬味鍋」

ごまの香ばしさでワンランクアップ!
汁ごと食べたいヘルシー鍋。

「柚子みぞれ鍋」

輪切りのゆずがお出迎え! たらとかきのフワトロ鍋を、
香り豊かに召し上がれ。

 

2020年12月の情報をもとに掲載しています。

旬の話

牡蠣で免疫力アップ! 鉄、亜鉛、ビタミンB

旬の食材とその魅力、おいしい食べ方をご紹介する連載「旬のはなし」。今回は「牡蠣」です。
「調理法がわからない」「子どもが食べない」などを理由に、献立に取り入れていない方が多いかもしれません。
昔から「R」のつかない月(5月~8月)には食べないと言われている牡蠣。
日本でもっともポピュラーである真ガキは、11月~1月にうま味が凝縮し、もっともおいしくなると言われています。

牡蠣には、うれしい栄養素がたくさん含まれています。
バリエーション豊かなレシピとともに、おいしい牡蠣の魅力をたっぷりとご紹介します。

疲労回復の救世主! グリコーゲン&タウリン

寒い季節、朝晩の気温差や外気と室内の寒暖差によって、体は思いのほか疲れを溜め込んでしまうことをご存知でしょうか?
疲労によって免疫力が低下すると風邪や感染症にもかかりやすくなります。疲れを溜めないためにしっかり睡眠をとることも大切ですが、日頃から温かくておいしくてバランスのとれた食事を摂ることを心がけたいものです。

冬に旬を迎える牡蠣には、グリコーゲンやタウリンなどの栄養素がたくさん含まれています。
ブドウ糖が集まってできたグリコーゲンや、栄養ドリンクの成分としても知られるタウリンは、エネルギーを作ったり内臓の機能を高める効果があり、疲労回復にもってこいの栄養素なのです。

食べ過ぎも気になる季節ですが、じつは必要なエネルギー量が足りないことでさまざまな代謝機能が滞り、それこそが疲労の原因となることもあります。
1日に必要なエネルギー量(※)を意識しながら、バランスの良い食事をとりましょう。

※1日に必要なエネルギー量:成人の場合 男性2500~3000kcal程度/女性2000~2300kcal程度

ミネラルもたっぷりで食べなきゃ損

牡蠣に含まれる、栄養素はグリコーゲンとタウリンだけじゃありません。
牡蠣に豊富に含まれるビタミンB群は、炭水化物、たんぱく質、脂質という三大栄養素を、エネルギーや生命の維持に必要な物質に変換します。
ビタミンB1の不足は、乳酸などの疲労物質が体に溜まる原因にもつながります。

そのほか、鉄、銅、亜鉛、マンガンなどのミネラルを豊富に含んでいます。
牡蠣3~4個で1日に必要な量を摂取できる亜鉛には、免疫力アップやエネルギー代謝の促進などの働きがあります。
また、鉄は、体内に酸素や栄養素を運ぶヘモグロビンをつくります。そのため体内の鉄が不足すると酸素や栄養分を十分に運べず、疲れやだるさを感じやすくなります。いずれも私たちの体にとって重要な栄養素ですね。

旬の栄養素「牡蠣」

■三大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)の代謝に欠かせないビタミンB群が豊富
■肝機能を高めるグリコーゲン、タウリンが含まれ、疲労回復をサポート!
■さらに鉄、銅、亜鉛、マンガンなどのミネラルも豊富

牡蠣は疲労回復の救世主!

【旬のレシピ】便利な常備菜も! マスターしたい牡蠣レシピ

牡蠣に豊富に含まれる鉄は、ビタミンCと一緒に摂取すると吸収率がアップします。パプリカと一緒に炒めたり、ブロッコリーとパスタにするなど、ビタミンCの多い野菜と組み合わせるのがオススメです。
加熱用の牡蠣にはとにかくしっかりと火を通すようにしてください。

フライパンでじっくりソテーした後、オリーブ油に漬ければ、常備菜として保存することも。この際、牡蠣が空気に触れないよう、多めのオリーブ油に漬けるのがポイントです。
そのほか、酒蒸し、ワイン蒸しなどもぜひ試してみてください。

「牡蠣と長ねぎのガーリックバター」

牡蠣を焼くように炒めたあと、「Cook Doきょうの大皿」ガリバタ鶏用で和えるシンプルメニュー。 忙しいときにオススメ!

「牡蠣とほうれん草のチャウダー」

牡蠣のうま味がつまった、濃厚なスープ。お子さんにも人気のミルク仕立て。

「牡蠣の混ぜピラフ」

炒めた牡蠣としめじにごはんを混ぜ合わせる、かんたんピラフ。献立の主役になる豪華な一品です。

お鍋にしたり、フライやワイン蒸しにしたり......。
牡蠣のおいしさのピークを迎えるこの時期に、これまで試したことのないメニューに挑戦してみてはいかが?

感染症シーズンの冬、免疫力を高め、心身ともにパワフルに乗り切りたいですね。

自然の恵みに感謝して、
今日もおいしく、旬をいただきましょう。

旬の食材を知る
ー牡蠣編ー

1.選び方
むき身の場合は、白か、青みがかった白色で光沢があり、外側の黒いひだが鮮やかで、ふっくらしているものを選びましょう。生で食べるものは、必ず「生食用」と明記されているものを買いましょう。

2.保存方法
私たちがスーパーなどでよく見かける牡蠣の品種は、真ガキです。真ガキは、北海道から九州の各地に分布。ほとんどは養殖施設で生産されており、海面養殖の中では海苔に次ぐ生産量です。
三陸沿岸など、プランクトンの多い水域では1年で収穫できますが、通常は2~3年かけてで収穫されます。

3.トリビア
「生食用」と「加熱用」の違い、ご存じですか? これには、単純に鮮度の差ではなく、育った環境の水質をはじめとしたさまざまな基準が設けられています。
食品衛生法によって、牡蠣が持つ細菌数や、生育環境(海水)の大腸菌数、加工方法や保存基準、容器に至るまで、細かく規定基準が設けられており、クリアしたものだけが「生食用牡蠣」として市場に流通しています。

監修:牧野直子(まきの・なおこ)

管理栄養士、料理研究家、ダイエットコーディネーター。「スタジオ食(くう)」代表。おいしくて体にやさしいレシピや健康的なダイエット法などを提案し、テレビ、雑誌、料理教室、健康セミナーなどで幅広く活躍中。共著に『2品おかずで塩分一日6g生活』(女子栄養大学出版部)ほか。

2020年12月の情報をもとに掲載しています。

食と健康

日中のパフォーマンスを高める! 今日からできる快眠のための6つの習慣

「昨日の疲れがなんだか抜けない」「仕事中に眠くなる」という悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
その不調、睡眠の質を上げることで改善できるかもしれません。

良質な睡眠をとることで集中力がアップし、パソコン作業の反応時間が向上するというデータもあるほど、睡眠の質は日中の仕事のパフォーマンスと密接に関わっているのです。

いつもの暮らしを少し改めるだけで、効果はてきめん!
今回は、今日から手軽に始められる快眠のための6つの習慣をご紹介します。まずは、できることから1つずつでも始めてみませんか。

今日からできる6つのおすすめ習慣 まずは就寝前のNG習慣を見直そう

毎日忙しく、夕飯タイムが遅くなることもしばしば。ベッドに入ってからもSNSや動画、明日のスケジュールのチェックでスマホを触ってしまう......そんないつもの習慣が「眠れない」「目覚めがスッキリしない」原因を生み出しているかも。

ぐっすり眠って朝スッキリ目覚めるためには、ちょっとしたコツがあるのです。

今回は、毎日忙しく過ごしているみなさんにぜひ知っていただきたい基本的な生活習慣をご紹介。
暮らしのルーティンを少し見直すだけで、睡眠に関する悩みが解消するかもしれません。

習慣1:"夕食は就寝2時間前まで"が鉄則
"満腹時に眠くなる経験をされた方は多いと思います。この経験から「寝る直前に食事をとればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、これは大きな間違い!

なぜならば食事の直後は消化吸収のために内臓が忙しく動いているので脳も身体も休まりません。せっかく入眠しても、深い眠りにたどりつくことができないのです。

胃腸の働きがひと段落するまでには2~3時間ほどかかるので、食事は就寝の2時間前に済ませるのが理想。どうしても小腹が空いてしまったという場合は、消化のよい温かいスープなどを選んでください。

習慣2:寝酒は控えて! アルコールは就寝2時間前まで
入眠のために寝酒をたしなむ方がいますが、快眠のためには、じつはこれもNG!
確かにアルコールを飲めば寝付きはよくなりますが、浅い眠りが続き、途中で目が覚めたり、早朝に覚醒したりするなど、質の良い睡眠が得られにくいことがわかっています。これでは起床後も脱力感が抜けず、日中も眠気がとれません。

快眠を妨げるアルコールを飲むのは就寝2時間前に止めておくのがベスト。
「ニコチン」や「カフェイン」も覚醒を促す作用があるため、「ニコチン」の摂取は就寝2時間前まで、「カフェイン」の摂取は就寝の4時間前までにしましょう。

習慣3:ベッドでは考え込まない
「明日は何をしよう?」「あの問題はどうしよう?」など、あれこれ思いをめぐらせていると、考えが止まらず、眠れなくなってしまいます。とくに、夜は前向きな思考になりにくいため、ベッドで考え事をするのは禁物です。

また、睡眠時間が5時間ほどの状態が続くと、1~2か月ほどでプチうつ状態になるとも言われているので、心身の健康のためにも、就寝前はあまり考え込まずに早めに眠るように心掛けてください。

眠りの質を高めるカギは"光"と"体温"のコントロール

ここからは、スムーズな寝付きやスッキリした朝の目覚めのためにとても重要となってくる「光」と「体温」についてお話しましょう。

習慣4:太陽の光を浴びて体内時計をリセット
「朝、スッキリ目覚めにくい」という方は、朝日をたっぷりと浴びることを意識してください。太陽の光は体内時計をリセットしてくれます。朝日を浴びながらストレッチをしたり、窓際で朝食をとり、しっかりと身体を起こしましょう。また、朝にしっかり光を浴びると、夜、眠りのホルモン「メラトニン」分泌のリズムが整うので、ぐっすり眠りにつけるようになります。

習慣5:夜のスマホはNG! 朝のスマホで覚醒を刺激!
反対に、夜寝る前の光には注意が必要です。
とくに、コンビニやスーパーの照明のような強い光やスマホの強い光刺激は眠りを促す「メラトニン」の分泌を止めてしまうほか、覚醒を促進する働きもあるので、快眠を妨げる恐れがあるからです。

就寝前のスマホはNGですが、朝のスマホはむしろスッキリとした目覚めを促してくれます。スマホでのSNSや動画、スケジュールのチェックは、夜ではなく朝の習慣に取り入れるようにしてみてはいかがでしょうか。

習慣6:就寝前に体温を少し"上げる"
わたしたちの体の深部体温(体の中心の体温)には、朝から夕方に向けて高くなり、夜から朝にかけて下がるというバイオリズムがあるのですが、上昇期は眠りにくく、下降期は眠りやすくなるという性質があります。
とくに、急速に深部体温を下げると深い眠りにつきやすいことが分かっているため、たとえば、就寝の3時間ほど前に軽く運動をしたり、就寝の1~2時間前にぬるめのお湯に15分ほどゆっくり入浴をしたりして体温を上げておくと、入眠時の体温の落差が大きくなり、スムーズな寝付きと深い眠りを促せます。

睡眠の質を決める"眠り始めの90分"

睡眠には、「レム睡眠(浅い眠り)」と「ノンレム睡眠(深い眠り)」という2つの状態があります。この睡眠サイクルが、一晩あたり3~5回繰り返されることで、心身の疲れを癒やしたり、必要な記憶を固定できたりするといわれています。

中でもとくに重要なのが、眠り始めに現れる"深睡眠"。
ノンレム睡眠の中でももっとも深い眠りの深睡眠は、脳の休息や成長ホルモン分泌の大切な時間とされ、眠り始めの90分に集中しています。

その後は、レム睡眠、ノンレム睡眠を繰り返し、スッキリとした目覚めに導いていくので、いかに早く深い眠りに入るかが睡眠の質を高めるカギとなります。

深部体温の低下をサポートするアミノ酸「グリシン」

就寝前に摂取するだけで、睡眠の質の改善をサポートするアミノ酸があることはご存知ですか。
それが、「グリシン」です。

人のカラダは、就寝時に手足から体内の熱を放散することで深部体温を下げています。赤ちゃんが眠くなると手足が温まってくるのはこのためなのですが、味の素㊑の研究によると、睡眠アミノ酸と呼ばれる「グリシン」を就寝前に摂取すると、深部体温の低下をサポートする働きがあることがわかっています。

「グリシン」は、エビやホタテなどの魚介類に多く含まれているアミノ酸です。人の体内でも1日に数グラム~数十グラム作られている非必須アミノ酸で、睡眠の質を高めるほかにも、肌コラーゲンの1/3はグリシンで構成されるなど、さまざまな身体の機能にも関わっています。

より効率よく「グリシン」を摂取したい方は、味の素㊑の機能性表示食品「グリナ®」がオススメ。味の素㊑の100年以上にわたるアミノ酸研究と睡眠の臨床研究により誕生した商品で、就寝前の手軽な「グリシン」摂取で、すみやかに深睡眠をもたらすサポートをしてくれます。

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爽快感のある目覚めや日中の眠気の改善、疲労感の軽減などの機能も期待できるため、「日中のパフォーマンスを向上させたい」というビジネスパーソンの方は、先の快眠のための6つの習慣と合わせて、「グリシン」の摂取を毎日の習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。

2020年12月の情報をもとに掲載しています。