「アジパンダ®」わくわく調査隊

うま味調味料「味の素®」の赤いパンダの謎がついに明らかに!
アジパンダ®「生みの親」に独占インタビュー

うま味調味料「味の素®」の赤いパンダの謎がついに明らかに!アジパンダ®「生みの親」に独占インタビュー
みなさん、アジパンダ®をご存じですか? アジパンダ®は「味の素®」のパッケージでおなじみの赤いパンダ。味の素社のコーポレートキャラクターやグローバルアンバサダーなど、じつはいろいろな場面で大活躍しているんです!
しかしながら、その誕生のいきさつは長く秘密のベールに包まれたままでした。
そもそもなんでパンダ? むかしはもっと違う顔じゃなかった? ・・・これまで4回にわたってアジパンダ®の謎を解明するべく調査を続けてきた「アジパンダ®わくわく調査隊」ですが、その謎は深まるばかり……。
そしてついに今回、誕生の経緯を知る開発者たちにインタビューすることに成功しました。 今まで明かされることのなかった誕生秘話が明らかに!?

うま味調味料「味の素®」をもっと知ってほしい!
イメージキャラクター作戦!

アジパンダ®の謎を探るべく、調査隊は、味の素本社ビル(東京都中央区)へ。待っていたのは、広告部クリエイティブグループ マネージャーの岩本伸二さん。
このお二方こそ、アジパンダ®誕生のいきさつを知る最重要人物。さっそくお話を伺ってみたいと思います。

広告部クリエイティブグループの岩本伸二さん

広報の担当者であるグローバルコミュニケーション部の大住磨緒さん(写真右)

そしてなんとオンラインでインドとつながったモニター画面には、インド味の素社社長・御宿淳(みしゅく・あつし)さんが。

2021年7月1日より調味料部うま味調味料グループの御宿淳さん※取材時はインドからオンラインで出席されました

調査隊:今日はついに、アジパンダ®の謎が解明できると思って意気込んできました。さっそくですが、アジパンダ®誕生の経緯からお話いただけますか?

御宿:はい、では今日は17年目の真実をいろいろとお話ししましょう。
キャラクター開発の話が出たのは2004年ごろ。当時、私は味の素社の調味料部でマーケティングを担当していたのですが、「もっと多くの人に『味の素®』に興味を持ってもらうためにはどうすればいいだろうか」と考えて思いついたのが、イメージキャラクターを使ったキャンペーンでした。

じつは、90年代にイメージキャラクターとして「ポパイ」が起用されていたのですが、これが親しみやすくて、お客様からも評判がよかったんです。だから今回も、親しみやすいキャラクターでお客様に興味を持ってもらうような宣伝ができないかと考えたんです。

調査隊:ポパイとはなつかしい! ほうれん草を食べて超人的パワーを出す船乗りが主人公の、アメリカンコメディ漫画ですよね。(平成生まれの若者は知っているのかしら・・・)

岩本:キャラクターにもいろいろ候補があったんですよ。たとえば、ママの味方「味の素マン」などと銘打って、戦隊ヒーローのようなキャラクターで、ある国民的アイドルに演じてもらうという案もありました。あとは、誰もが知っている猫型ロボットを起用する案など。

調査隊:戦隊ヒーロー!? それはそれで楽しそうですね〜。でもそこからどうやってパンダのデザインに?

岩本:はい、不思議な話なんですが、担当したデザイナーによると「味の素®」の瓶を眺めていたらパンダが浮かんできたとか・・・。

御宿:デザイン案を見たらどの候補よりもインパクトがある。上層部も含めて一気に「これはもうパンダしかない!」という流れになりました。そこからはスムーズで「アジパンダ®」の名も自然とすぐに決まりました。

調査隊:満場一致でアジパンダ®! 「味の素®」の瓶から発想したとは・・・まさに運命を感じますね!

子どもが号泣!?......アジパンダ®の黒歴史

2005年、アジパンダ®の顔が印刷された「味の素®」(通称・アジパンダ®瓶)の販売がスタート。ここでもさまざまなエピソードが飛び出しました。

岩本:当初は、アジパンダ®の着ぐるみがスーパーマーケットで販促活動をすることもありましたね。

調査隊:それはお子さんたちも大喜びだったでしょうね♪

岩本:ところが不評だったんですよ。当時の着ぐるみは体系がガッチリしていて毛もふさふさ。その佇まいがなんというか......"獣感"が強すぎて小さなお子様たちには怖がられたんです(笑)。

初代アジパンダ® ※CM撮影用

調査隊:わ、こわい!あ、失礼しました。でもこれはふつうのクマというか、、、インパクトはありますが、正直かわいいかというと微妙ですね...。

岩本:いろいろ改良を加えて、いまの着ぐるみは5代目です。

歴代アジパンダ®
(スーパーなどに現れて小さい子どもを泣かせていた(!?)のは、写真左端「第1世代」のアジパンダ®というわけです)

調査隊:やっぱり可愛い!抱っこしたい!!ずっと見ていても飽きない癒しパワーがありますね。とても初代と同じキャラとは思えません!

御宿:そうそう、キャンペーン用に「アジパンダ®缶」なんていうのもやりました。アジパンダ®の顔が印刷された金属製の缶に1キロ分の「味の素®」を詰めた特別商品で、大阪にある百貨店さんから熱いリクエストを頂いて販売に至ったんです。

岩本:アジパンダ®缶はよく覚えていますよ。たしか2015年頃の話です。売り場にアジパンダ®の金缶がドーン!と並ぶ光景は壮観でした。

調査隊:それほしいです!そしてその売場がすごく気になります。 インパクトもありそうだし、すごい反響があったんじゃないでしょうか?

御宿:それはもう大好評! !数千ケースを出荷したんですが、あっという間に売り切れてしまいました。だから、買えたのは大阪に住んでいる一部の人だけということになります。

岩本:社内で知っている人も少ないし、資料も残っていない幻の商品です。

調査隊: もう手に入らないんですね...それを聞くとよけいに欲しくなります・・持っている人がうらやましい。資料も残ってないなんて余計に激レア感が高まります。

わが子・アジパンダ®が会社を背負うキャラクターに!

2005年に誕生したアジパンダ®は着々とファンを増やしていき、2015年、遂に味の素社のコーポレートキャラクターになりました! 味の素グループの従業員にも大人気で、アイドル的存在です。
今回取材に立ち会っていただいたグローバルコミュニケーション部の武蔵さんと大住さんのお二方からもこのようなコメントが。

武蔵:社内に「アジパンダ®瓶」以前の瓶も保管されているのですが、今見るとなんだかしっくりこないんです。それだけ、アジパンダ®の「顔」が当たり前になっている。

大住:商品パッケージだけではなく、広報誌やPR動画など、部署の垣根を越えてアジパンダ®が登場するようになっていますね。また、南米や北米の支社では、社内向けツールにも採用されるほどの人気ぶりなんです。

調査隊:さすがグローバルアンバサダーですね! 開発者のお二人はアジパンダ®の成長をふりかえってみていかがですか?

岩本:いや~、大きく育ったなあって感じです。わが子を見守るような気分ですよ。まだまだ成長過程ですし、もっといろいろな人たちに魅力を届けていきたいです。

御宿:やっぱり長く愛されてほしいなって思いますよね。お客様に親しまれているのであれば、どんどん長生きをして、会社を代表するキャラクターになってくれればいい。唯一無二の存在なので、もっともっと世界観を広げていってほしいです。

ABR(ブラジル味の素)公式サイト
https://www.aji-no-moto.com.br/

APU(味の素ペルー社)のクリスマスのグリーティングカード動画

突撃取材は大成功! 念願の開発秘話に迫ることができました。ファンの方々はもちろん開発者や従業員の愛があってこそ、いまのアジパンダ®があるんですね。まだまだ書ききれないエピソードはありますが、今回はここまで! 次回もアジパンダ®の魅力をとことん掘り下げます!

2021年8月の情報をもとに掲載しています。

「最新記事」一覧を見る