なかなか解消できない疲れやだるさ。ちょっとした運動でも襲ってくる筋肉痛。体重は変わってないはずなのに、なんだか服がきつくなってきた……?なんてことが気になりませんか?
それもそのはず。骨量や筋肉量がピークを過ぎる30代から、多くの不調が現れはじめると言われています。
各年代で起こりやすい不調や、その予防策についてご紹介します。
10代~30代も要注意。食生活と運動習慣作りが大切
健康課題は、年代によってそれぞれ異なります。
10代:「早寝早起き朝ごはん」規則正しい生活習慣作りが大切
10代でもっとも大切なのは、「早寝早起き朝ごはん」を基本とした規則正しい生活習慣づくり。
朝食をしっかり摂ることで、1日のスタートを切るエネルギーをチャージすることができます。
朝食を毎日食べている子どもの方が、学力が高く、体力があることもわかっています。
20代~30代:やせすぎ、太りすぎ、運動不足といった健康課題や骨粗しょう症に注意
20~30代になると、やせすぎ、太りすぎ、飲酒や喫煙による問題、運動不足......など、
さまざまな健康課題が出てきて、健康診断でドキッとする結果が出ることもあります。
若い頃は、夜ふかしや飲みすぎもあまり気にせず過ごせていたかもしれませんが、この年代になるとそうはいきません。乱れた食生活も、運動不足も、身体の変化として感じるようになってくるはずです。
また、骨量と筋肉量のピークは20~30代。その後下降の一途をたどります。
骨量が減り、骨折しやすくなる病気を骨粗しょう症といいます。年齢とともに背中が曲がったり、身長が縮む、背中や腰に激しい痛みが生じるなど、いろいろな症状がみられる病気です。50代以降に多いとされていますが、栄養や運動不足の若い女性に発症することもあるのです。
骨粗しょう症発症のリスクを下げるために、この時期に、できるだけ骨量を上げておくことが大切です。
骨や筋肉は、適度な運動で刺激を与え、適切な栄養を摂取することで、強く丈夫に維持されます。
さまざまな健康課題を予防するためにも、この時期の食生活と運動習慣はとても大切です。
若い頃の食生活が生活習慣病の原因になる40代〜60代
40代~50代:糖尿病や高血圧症、脂質異常症、虚血性心疾患などを引き起こすメタボリックシンドロームに要注意
40~50代になると、さらに生活習慣の乱れが不調となって現れやすくなってきます。
20~30代で乱れた食生活をしてきた方は、メタボリックシンドロームに要注意。
40代の男性の1/3、女性の1/5が肥満であることがわかっています。
メタボリックシンドロームは、糖尿病や高血圧症、脂質異常症、虚血性心疾患などの生活習慣病を引き起こします。
60代:食が細りたんぱく質の摂取量が減少。ロコモティブシンドロームの予防が重要
60代以降になると、ロコモティブシンドロームの予防が重要と言われています。
年齢とともに食が細くなることで、たんぱく質の摂取量が減少します。
また、運動量も減ることで、筋肉量が低下してしまいます。
20代、30代の食生活、運動習慣が、その後の"健康生活"のカギに。
年代ごとの健康課題をクリアするためにも、今こそ生活習慣を見直してみませんか?
セルフケアで、各世代の健康課題を乗り越えよう!
各世代によって大きく異なる健康課題。
ライフステージごとの健康課題をしっかりと理解することで、正しいセルフケアを行うことができるはずです。
味の素社では、あらゆる方々が健康維持に役立てられるサイトを運営しています。
さらに、栄養士向けのサイトでは、若い女性の食事や低栄養についての記事を掲載しています。ぜひチェックしてみてください。
味の素社が取り組む社員の健康サポート
最後に、味の素社が行っている、社員とその家族に対する健康づくりのサポートをご紹介します。
近年とくに力を入れているのは、社員たちの健康セルフケアのサポートです。
味の素社では社員に対して、「My Health」という健康データベースを提供。社員たちは、健康診断の結果、就労状況、生活習慣の確認をすることができます。
さらに、日々の食生活や運動量、睡眠時間、気分の記録を行うアプリサービスも。
そのほか、女性の健康支援も強化。
婦人科系がんの検診受診率の向上に取り組み、「働く女性の健康セミナー」を開催しています。
味の素社が創業時から掲げている志は、「おいしく食べて健康づくり」。
社員の健康は、会社にとって、もっとも大切な基盤なのです。
2020年9月の情報をもとに掲載しています。