夏休みには、涼しくて、子どもの知的好奇心を刺激してくれる博物館へお出かけしてみてはいかがでしょうか。東京・港区高輪にある「食とくらしの小さな博物館」は、100余年にわたる日本人のくらしと食の歴史を振り返ることのできるユニークな博物館です。もとは味の素グループ高輪研修センター内の資料展示室として開館しましたが、のちに一般公開されるようになりました。
「食とくらしの100年」をテーマに展開されていくのは、味の素グループ創業間近の1900年から現在までの社会や世相の流れと、時代によって変化していく食卓の風景。味の素グループの歩みとともに、その時代を象徴する展示物や写真でその当時のライフスタイルをたどっていきます。
時代ごとの食卓風景を再現したエリアはまるで、映画やドラマのセットのような佇まい。ちなみに、最初に登場する畳の間には実際に上がってみることも可能です。このほか、未来の食トレンドについて学べたり、ドキドキの"食生活診断"を受けられたりと、子どもたちの知的興味をそそる展示がたくさんあります。
また、順路の最後にある「あしたのもとスクエア」は、味の素グループのアミノ酸に関する研究開発、最新の企業活動などを知ることができるコーナーで、バーチャル工場見学が楽しめるほか、アミノ酸クイズにも挑戦できます。
小さな博物館で、食とくらしの過去と未来を覗き見するタイムトラベルに出かけ、涼しい夏休みを過ごしてみませんか?
2019年8月の情報をもとに掲載しています。
食とくらしの小さな博物館