活動レポート

電力の"グリーン化"ってなに?味の素社の環境課題への取り組み

電力の
地球規模の環境問題、その現状と課題に次世代からも鋭い視線が向けられているなか、世界中の企業がサステナブルな取り組みを推し進めています。
そんなエネルギー問題のキーワードとなる味の素社の「グリーン電力」をご紹介します。

「グリーン電力証書」とは?

「グリーン電力」とは、水力、風力、地熱、バイオマス、太陽光といった自然エネルギーによって発電され、発電時に温室効果ガスを発生させない、あるいは発生しないと見なされている電力のこと。

自然エネルギーは、自然の営みによって繰り返し使えることから"再生可能エネルギー"とも呼ばれて注目を集めています。

しかし、自然エネルギーを利用するためには、それらを発電するための設備を所有するか、発電設備を持つ企業・団体から購入する必要が。そのどちらも不可能な場合に適用されるのが、「グリーン電力証書」です。

「グリーン電力証書」は、言ってみれば「グリーン電力を使用していると見なす証書」。

経済産業省・資源エネルギー庁がつくった仕組みで、使用電力を自然エネルギーによって発電された「グリーン電力」として扱うことができるシステムです。

証書は、電力量(kwh)に応じた費用で購入する決まりになっていて、その収益は自然エネルギーによる発電設備の維持や拡大に利用されています。
つまり、実際に「グリーン電力」を利用できなくても、証書を購入することが自然エネルギーの普及に貢献することになるのです。

サトウキビをエネルギーに 味の素社の「グリーン電力」

環境目標のひとつに「温室効果ガスの削減」を掲げている味の素社は、2017年3月22日、本社と国内営業拠点などで使用するすべての電力を対象に「グリーン電力証書」を購入しました。

これまでも味の素グループでは、ブラジル、タイ、ベトナムなど海外の工場にバイオマスボイラーを設置して、サトウキビの搾りかすやもみ殻などの食べられない部分や未利用部分を燃料としたエネルギーの利用を推進してきました。

そのかいあって、2016年9月時点で味の素グループ全体の再生可能エネルギー利用比率は19%となっていましたが、味の素社本社など国内営業拠点では、再生可能エネルギーを直接使用できる設備の導入などが難しく、利用比率の拡大は思うように進みませんでした。

そこで味の素社は、本社など国内営業拠点で使用している電力(約410kwh)を対象に、沖縄のサトウキビの搾りかすを利用した再生可能エネルギーに対して「グリーン電力証書」を購入して、「グリーン電力」として扱えるようにしました。

味の素グループ全体の使用エネルギーと比べればわずかな量でも、目標達成のための大事な一歩。味の素社は、味の素グループ全体としての再生可能エネルギー使用比率を2020年に20%、2030年には50%に高めることを目標にしています。

グループ各社も電力を"グリーン化"。環境活動への意識も広がる

味の素社の取り組みをきっかけに、味の素グループ内の各社も電力のグリーン化に向けて取り組みを開始しています。

また、味の素グループ(一部を除く)で働く社員の名刺には、自然エネルギーの利用推進に貢献する証しとしてグリーンのマークが印刷されています。環境課題に貢献するひとりひとりの意識が、コミュニケーションを通じてさらに広がっていきます。

2020年2月の情報をもとに掲載しています。

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