研究開発

おいしいだけじゃない!医療の世界でも活躍

おいしいだけじゃない!医療の世界でも活躍

「うま味」の発見から始まった味の素グループのアミノ酸研究は、医療の分野にも及びます。
味の素グループは当初、小麦グルテンや大豆たんぱくを加水分解し、グルタミン酸だけを取り出していました。やがて、ほかのアミノ酸も抽出できれば、それぞれの特性を生かして医療の分野で利用できると考え、1950年代に18種類のアミノ酸の分離に成功。それらが小瓶に詰められ日本はもとより世界の研究者に配布しました。これが世界のアミノ酸の利用研究をすすめる起動力になったのです。

例えば、術前術後の栄養管理に用いられるアミノ酸輸液はその成果のひとつ。
アミノ酸輸液の開発がはじまった当初は、たんぱく質を成分として動物実験が行われていましたが、たんぱく質を静脈内に投与すると、カラダは異物と認識して激しい拒絶反応が発生してしまう事態に。
しかし、たんぱく質の代わりにその成分であるアミノ酸を用いたところ、拒絶反応はなくなりました。輸液にはたんぱく質でなく、その成分であるアミノ酸を使うことが不可欠だったのです。

現在、肝不全の治療や腎不全の栄養改善にもアミノ酸は使われています。また、アミノ酸は単独でもいろいろな効果があり、注目を集めています。
医療の世界で欠かせないアミノ酸について、より詳しくチェックしてみましょう!

2019年3月の情報をもとに掲載しています。