食塩は人間の体にとって必要なミネラルの一つですが、とりすぎは生活習慣病をまねく恐れが。特に日本人は日本特有の調味料"しょうゆ"や"みそ"を使った食文化と、加工食品の普及や外食の増加により、塩分過剰になりがちです。
そこで、料理を作るときや食べるときにちょっとした工夫を。減塩のポイントを紹介します。
【作り方のコツ】
・だしをたっぷり使うこと。薄味でも満足の味わいに。
・酸味や香りなど、塩味以外の味覚を加えることで、塩分を抑える。
・新鮮な食材を使う。食材そのものがおいしければ、調味料は抑えられる。
・塩もみなどで使った塩分や塩蔵品は完全に塩抜きする。
・焼きめをつけて香ばしさを出すなど、調味料に頼らない工夫も。
【食べ方のコツ】
・ラーメンなどの麺類の塩分量のほとんどが汁によるもの。なるべく汁は残すように。
・塩分が多い外食やインスタント食品は、1日1食までに抑える。
・お酒を飲むことが多い人は、おつまみの摂り過ぎにも注意。
ところで、塩分と塩味はイコールではないことをご存知でしょうか。そもそも塩分とは、食塩の主成分である「塩化ナトリウム」のこと。塩味は食塩から感じられる、「しょっぱいという味覚」のことを指します。
味の素の「やさしお®」は、塩味はそのままに、塩分50%カットしたお塩。塩分(食塩相当量)の半分を野菜や果物に含まれる「カリウム」に置き換えることで実現しました。塩味はいつものお塩と同じなため、クセや物足りなさを感じることなく、手軽に減塩ができます。
2019年6月の情報をもとに掲載しています。
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