歴史・トリビア

バイクで全国巡回!地面にスタンプ?「味の素®」を広めた斬新PR

1909(明治42)年の5月、世界初のうま味調味料「味の素®」が発売されました。
その広告・販促活動を担ってきたのが、二代目鈴木三郎助とその長男である三郎(のちの三代目三郎助)。不屈のチャレンジ精神が、さまざまなアイデアを打ち立てました。

発売告知の第一報は、新聞広告。「どうしたら家庭の主婦の心を捉えることができるか」を考え、周りの女性たちの意見も取り入れながら"理想的調味料""食料界の大革新"との大見出しを採用。コストの高い新聞広告を頻繁に行う予算はなかったため、楽団を先頭に、商品名を染め抜いた旗を手に街を練り歩くチンドン屋も活用しました。安上がりなわりに効果的だったようです。
全国で積極的に「味の素®」の看板を掲げてもらうため、東京本社と大阪支社で2人1組の看板班4班を組織し、サイドカー付きのハーレーダビットソンで全国を巡回させたことも。当時まだ目新しかったハーレーが注目の的となったことは言うまでもありません。

しかし、目新しさを狙った計画では失敗例も。路面に石灰で商品名とコピーを印字した大胆な?T地上スタンプ?Uは、新案登録まで取得したものの東京市から禁止令が出され、あえなく中断。派手な自転車で東京・丸の内から東海道の旧宿場町を西に下る〝日本縦断的旅スタイル〟では思いも寄らぬハプニングが発生! さて、これらの斬新PRが失敗に終わった理由とは!?

2019年3月の情報をもとに掲載しています。