味の素株式会社の前身は、1907年(明治40年)5月設立された合資会社鈴木製薬所ですが、その後1909年5月20日の「味の素®」一般販売を経て、1912年(大正元年)4月1日に合資会社鈴木商店、さらに、1917年(大正6年)6月17日に株式会社鈴木商店と改めます。このときの資本金は300万円、社長は創業者二代鈴木三郎助でした。戦後になってこの日を、創立記念日と定めています。
当時の主な事業は、ヨード等化学薬品の製造・販売でしたが、塩素酸カリ製造のため、二代三郎助は1917年8月に東信電気株式会社という電力会社を設立しました。
発電所は、その後東京電力などと並び、「我が国5大電力会社の一つ」とまで言われました。しかし、戦時下において、全国の発電所、送電線の全部が半官半民の日本発送電に統一されることとなり、1941年(昭和16年)同社に吸収されるに至りました。
2019年6月の情報をもとに掲載しています。