歴史・トリビア

温活スープの決め手は65℃!その理由を科学的に検証!

「体を温め、平均体温を高める活動=温活」に取り組むみなさんに朗報です。さまざまな温活方法がありますが、温かいスープを飲むことも、立派な温活になるのをご存知でしたか? ポイントは、「65℃」。近年の実験でわかった、その驚きの効果についてお届けします。

体を温めると健康になれる、温活とは?

昔から「冷えは万病のもと」というように、冷えは体の不調を引き起こす原因になります。
また、冷えからくる血行不良により、むくみや肌あれ、代謝の低下などが引き起こされ、美容面から見てもマイナス。冬に限らず、夏はエアコンによる冷えに悩んでいるという声も・・・・・・。
そこで注目したいのが、温活です。
これは、体を温める活動を通して平均体温を高めることをいい、美意識の高い女性たちの間ではおなじみのものになっています。
ただし、冷えは一朝一夕に解消できるものではありません。温活は習慣化して続けていくことが大切です。

65℃のスープで足先が2℃以上も上昇。ポカポカ効果が1時間以上持続

冷え性にとってつらいのが、手足の先が冷たくなってなかなか温かくならないこと。
温かいスープを飲むと体の中からポカポカしますが、実は手足などの末端の冷えにもパワーを発揮してくれることが、ある実験によってわかりました。
下記のグラフは、10代後半~20代の女性20名を対象に、スープを飲んだあとの足先の温度を調べた結果です。

スープを飲んだあとの足先の温度変化

(出典)高木ら : 栄養学雑誌 71, 49-58 (2013)

それぞれ
(1)飲み頃の温かいスープ(65℃)を飲んだとき
(2)体温に近い温度のスープ(37℃)を飲んだとき
(3)何も飲まなかったとき
に、足先の温度を測っています。

「(3)何も飲まない」が、どんどん下降していくのに対して、スープを飲んだときはどちらの温度でも上昇。とくに、65℃のスープを飲むと2℃以上も上がっているのがわかります。
さらに65℃のスープは体全体も温めてくれます。

スープを飲んだあとの体温変化

(出典)高木ら : 栄養学雑誌 71, 49-58 (2013)

上のグラフは、10代後半~20代の女性20名を対象に、
(1)飲み頃の温かいスープ(65℃)を飲んだとき
(2)体温に近い温度のスープ(37℃)を飲んだとき
(3)何も飲まなかったとき
の体温の変化を調べた実験結果。
65℃のスープを飲んだときは、直後から体温が上昇。その後も下降がゆるやかで、1時間以上、0.1℃体温アップが続いているのがわかります。
また、37℃のスープであっても体温上昇の効果が見られました。

カップに入れてお湯を注ぐだけのスープなら毎日続けられる

温活は毎日の習慣にすることが大切。時間がないという人でも続けやすくておすすめなのが、クノールのカップスープです。
カップに入れてお湯をそそぐだけの簡単2ステップなうえ、バリエーションが豊富だから飽きずに毎日の習慣に取り入れることができます。

1.マグカップをあらかじめお湯で温めておきます。
2.沸騰させた熱湯を使いましょう。
最初から65℃にするのではありません。温度が低いとスープの粉が溶けにくくダマになり、とろみがつきにくくなります。
3.熱湯を注いだらすぐに15秒ほどかき混ぜます。
お湯を入れてからかき混ぜるまでの目安時間は5秒程度。
すぐにかき混ぜて、でん粉を分散させることが、おいしく作るコツ!
4.カップ全体を、「の」の字を書くイメージで、まんべんなくかき混ぜます。
5.具材が入っている場合は、具材を湯戻りさせるため、1分ほど待ってください。

寒い日だけでなく、「なんとなく体の動きが鈍いな」と感じたときにもスープはお役立ち。
温かいスープで体温が上がることにより、体にスイッチオン!活動しやすい状態にしてくれますよ♪

2020年2月の情報をもとに掲載しています。

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