高齢になると筋肉の減少や筋力の衰えを感じがち。この、高齢期における筋肉の減少は「サルコペニア」と呼ばれ、転倒や骨折のリスクが増えたり、外出が減ったりして、自立して日常生活を送るのが難しくなることにもつながります。
サルコペニアは、QOL(クオリティオブライフ;生活の質)の低下を防ぐという点からも、重要視されています。
サルコペニアの予防や改善には、運動と栄養の効果的な組み合わせが大切。適度にカラダを動かし、肉や魚、卵や牛乳などの動物性たんぱく質食品を積極的にとることが、厚生労働省などからも推奨されています。
さらに、サルコペニアの栄養面対策として注目されているのが、アミノ酸の利用です。
アミノ酸は筋肉のたんぱく質を構成している栄養成分。特にロイシンを多く含むアミノ酸の摂取と適度な運動により、カラダの筋肉量が増え、歩行能力も改善されることが、近年明らかになってきています。
2019年9月の情報をもとに掲載しています。
高齢者とアミノ酸