食と健康

「スポーツアミノ酸の日」制定!もっと長く、快適に、運動を楽しむならアミノ酸

スポーツの秋、もっと長く、もっと気持ちよく動き続けたい。そんな気持ちとカラダをサポートしてくれる栄養成分が、じつは「アミノ酸」です。

2022年から、 国民の祝日である「スポーツの日」(10月第2月曜日)の前日が「スポーツアミノ酸の日」として制定されました。なぜ「スポーツの日」の前日に制定されたのか、なぜ、運動するときにアミノ酸が大切なのか、その理由を探ってみました。

スポーツで失われているアミノ酸

私たちのカラダはおよそ60%が水分で、その水分をのぞいた約半分がたんぱく質。そしてこのたんぱく質を構成しているのはたった20種類のアミノ酸です。

私たちはふだん、糖質(炭水化物)と脂質を主なエネルギー源としていますが、スポーツのようにカラダを酷使するときには、体内に貯蔵されている糖質と脂質だけではエネルギーを補いきれません。そこで、筋肉などのたんぱく質から分解されたアミノ酸を、エネルギー源として使うことになります。
せっかくトレーニングしているのに、なんだか本末転倒な気がします。では一体どうしたら良いのでしょう?

アミノ酸のなかには、私達のカラダの中では作ることができず、体外からの補給が欠かせないものがあります。これらを必須アミノ酸といいます。

筋肉のたんぱく質に含まれる必須アミノ酸のうち、約4割をしめるのが、BCAA(分岐鎖アミノ酸)と呼ばれるバリン、ロイシン、イソロイシンという3種類のアミノ酸です。
そこで、スポーツをする前にBCAAを補給しておけば、筋肉を減らしてエネルギー源を作り出すことが抑えられます。また、BCAAは、運動している間の疲労の軽減にも効果的であることが分かっており、スポーツを快適に続けられるようなコンディションの維持に、なくてはならないものだと言えます。

「スポーツアミノ酸の日」とは?味の素社が制定した訳は?

近年、健康意識の高まりに伴ってスポーツをする成人の割合は増加しています。 コロナ禍以前の2019年度と2021年度を比較すると、週1日以上スポーツをする成人の割合は約105%、週3日以上スポーツをする成人の割合は約113%と拡大しています。

しかし、スポーツを楽しむ人においても、アミノ酸が疲労回復や抗疲労に効果的であることの認知率は20%未満とまだまだ低く、アミノ酸を上手に取り入れることでからだづくりや健康増進に役立ち、長くスポーツを楽しむことが出来るということは、あまり浸透していません。

これまでも"アミノ酸のはたらき"を活用し、最新のスポーツ栄養科学研究に基づく製品の開発やアスリートの栄養環境を改善するための栄養プログラムの提供などを行ってきた味の素社。

スポーツをする全ての人に、アミノ酸がスポーツライフを豊かにすることを伝えていき、よりスポーツを楽しんでもらいたい。そしてスポーツをする前には「BCAA」を活用してほしい、という想いを込めて、「スポーツの日」の前日に「スポーツアミノ酸の日」を制定、一般社団法人日本記念日協会に認定されました。

味の素社では、この記念日の制定をきっかけに、今後はスポーツにおける"アミノ酸のはたらき"を啓発する活動をすすめ、スポーツ業界全体が盛りあげ、生活者の健康増進に貢献できるよう取り組みにつなげていきたいと考えています。

また2023年(令和5年)には、新たなステートメント文を発信し、良い運動を行うためには、水分補給と同様にアミノ酸補給が重要であることを改めて示しました。

今後も、人々のスポーツライフを豊かにする活動を行っていきますので、是非ご期待ください!

2022年10月の情報をもとに掲載しています。

味の素グループは、アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献します

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