また、冷暖房が効いた室内では一年中乾燥した状態が続くので、お肌への負担は増えるばかり。そんな中、お肌のトラブルを防ぐスキンケアのひとつとして、コラーゲンへの注目が高まってきています。
コラーゲンを摂取しても肌に効くとは限らない?
コラーゲンとは、動物の皮膚や骨などをつくっている線維状のたんぱく質のひとつです。ヒトの皮膚にも大量に含まれていて、とくに表皮の下部にある真皮では全体の70%を占めています。
皮膚は日々、新陳代謝を繰り返しており、コラーゲンも日々入れ替わることから、スキンケアとコラーゲンの関係はよく関連付けて紹介されています。コラーゲン鍋などの食事や、ゼラチンが主成分となるコラーゲンペプチドなどの機能性食品を摂れば、美肌につながると考えている方も多いようです。
しかし、残念ながら食材に含まれるコラーゲンやゼラチンは、すべてが皮膚のコラーゲンに変わるワケではないのです。
コラーゲンを食べても皮膚に届く前に分解されてしまう
自然界には700種ものアミノ酸があり、そのうち20種のアミノ酸が結合して約10万種類ものたんぱく質を作ります。コラーゲンも、そんなたんぱく質の一種で、グリシンやアラニンなど17種類のアミノ酸からできています。
ですから、コラーゲンの入っている食材を摂るということは、他の食材と同じように、カラダが利用するためのたんぱく質を口にするのと変わりはありません。
たんぱく質は胃や十二指腸にある消化酵素によりペプチドに分解され、最終的には小腸などでアミノ酸へと分解されてカラダに吸収されます。
このアミノ酸はたとえコラーゲン由来でも血液で全身の細胞に運ばれる過程で、他のたんぱく質の再合成に利用されてしまいますので、口から接収したコラーゲンのほとんどが皮膚のコラーゲンとして利用されていないのです。
スキンケアには、コラーゲンを摂取することよりも、いかに良質なアミノ酸を肌に届け、浸透させるかが重要になります。
天然保湿因子(NMF)
スキンケアには、天然保湿因子(NMF)が大切な役割を担っており、うるおいの保持や肌のシワ・たるみを防ぐ働きをしています。
わたしたちの肌は角層とよばれる非常に薄い膜が身体の水分を逃さないバリア機能を持ち、その中でNMFが肌のうるおいを保つ重要な働きをしています。NMFが減少すると角質の保湿機能が低下し、肌が乾燥してカサカサになってしまいます。
肌内部にあるNMFは加齢とともに減少するため、肌のうるおいを保つにはNMFの確保が必要です。
そんな肌のうるおい成分NMFは、52%がアミノ酸でできていますので、スキンケアには、いかにNMFの増加をさせるか=NMFを増やすアミノ酸を補給するかが大切になります。
大きさは コラーゲンの 1/3000 ! アミノ酸分子を肌に届ける発想
味の素®Mが注目したのは、コラーゲンの約1/3000という極小サイズのアミノ酸分子です。
コラーゲンは口から摂取しても分解されてしまいますし、肌に直接塗ってもサイズが大きすぎるため、角質を通過することはできません。
味の素®Mでは「極小サイズのアミノ酸分子であれば、角層を通過し、アミノ酸を肌に届けることができるのでは?」という着想から研究を開始し、「肌の天然うるおい成分であるアミノ酸を肌に直に届ける」ためのアミノ酸スキンケア製品「ジーノ」を開発しました。
アミノ酸スキンケアブランド「ジーノ」
アミノ酸のリーディングカンパニー・味の素が生み出した「ジーノ」。
それは長年の味の素®Mのアミノ酸研究の知見を活かし、アミノ酸が持つ可能性を最大限に引き出すための「バイオ・ファイン」技術による、スキンケアのための化粧品です。
1997年に発売して以降、生活者の肌の悩みを解決するスキンケア製品を開発すべく、化粧水・美容液など製品ラインナップを拡大するとともに、配合各製品の改良を重ねています。
2019年10月には、旗艦製品である<アミノシューティカル クリーム>を全面リニューアルし、「ジーノ」史上最高濃度の23種のアミノ酸を配合、パッケージの改良や大容量品のラインナップも追加しました。
スキンケア効果を一層高める洗顔フォームや、乾燥・肌荒れなど敏感な肌にやさしい薬用洗顔フォーム。うるおいを保つハリに満ちた肌へと導く化粧水や、さらには味の素独自の発想による美白ケア[ジーノホワイトシリーズ]など多彩な商品により、あなたのスキンケアをサポートします。
アミノ酸のプロフェッショナルとしての味の素による「ジーノ」。ぜひあなたの美肌生活にお役立てください。
2019年3月の情報をもとに掲載しています。
アミノ酸スキンケアジーノ