SNSやコスメの話題、店頭においても「セラミド」を配合した化粧品が注目されています。
近年の気候の変化や日々のストレスなどから「肌がデリケートになった」「ゆらぎやすくなった」と感じる人が増えていること。また、化粧品の成分にこだわる人も増えて、肌のうるおいとバリア機能を支える成分である「セラミド」にスポットライトが当たっているようです。
私たちの肌はいくつもの層から成り立っていますが、その一番外側にあるのが「角層」です。角層は紫外線や大気汚染物質、アレルゲン、乾燥などの外部刺激から肌を守り、体内の健やかさを保つ、という非常に大事な役割(肌バリア機能)を担っています。
この角層の構造を「レンガの壁」にたとえてみましょう。壁の主役である「レンガ」の役割を果たしているのが「角層細胞」です。細胞の中にはアミノ酸などでできた天然の保湿因子(NMF:Natural Moisturizing Factor の略で、肌の角質層にあるうるおい成分)が存在し、水分をぐっと抱え込むスポンジのような働きをしています。

そして、そのレンガ同士のすき間を埋めて接着している「セメント」にあたるのが「細胞間脂質」です。もしセメントがスカスカだと壁にすきま風が吹き、中の水分が逃げ出しレンガの壁がもろくなり、見栄えも悪くなってしまいますよね。これがまさに「乾燥して肌がゆらぐ」状態なのです。
このセメントの主成分であり、水分の抜け道をしっかりブロックしてくれるもっとも重要な存在が「セラミド」です。つまりセラミドは、水分蒸散を防ぎ、肌のうるおいとバリア機能を守るための重要成分なのです。
味の素社は「セラミド」に代わるすぐれた化粧品原料を開発しているってほんと?
肌のうるおいとバリア機能に欠かせないセラミドを化粧品に配合したいところですが、セラミドという成分は水や油に溶けにくく、化粧品の中に混ぜ合わせるのが大変難しい。
そこで味の素社は、私たちの肌の成分と同じアミノ酸をベースとすることで肌にしっくりとなじみ、セラミドと同じような働きをする原料「エルデュウ®(ELDEW®)」を生み出しました。
一般的にはあまり知られていませんが、味の素グループは長年のアミノ酸研究を生かして1970年代から世界中の化粧品会社にアミノ酸由来の化粧品原料を販売しており、世界55以上の国と地域、5000社以上のメーカーの製品に採用されています。
肌のうるおいのもとになっている「NMF(天然保湿因子)」の主成分はアミノ酸です。長年、アミノ酸を研究している味の素社がつくる化粧品原料は安心かつ肌なじみがいい、と信頼が厚いのです。
同様にこの「エルデュウ®」も1992年(平成4年)の誕生以来、世界中の化粧品開発者に高く評価され多くの化粧品に配合されています。みなさんがお使いのお気に入りのクリームやリップにも、じつは味の素社のアミノ酸技術が活かされ、肌や唇のうるおいを守っているかもしれません。
くわしくは、こちらの記事で「エルデュウ®」の担当者にインタビューしていますので、ぜひご一読ください!
2026年9月の情報をもとに掲載しています。