梅干しは、いろいろな味がしておいしいですが、残念ながらグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸といった「うま味」成分は、あまり多く含まれていません。そのため、昆布や鰹節、煮干し、干椎茸からとれるようなだしはとれないでしょう。
でも、梅干しの酸っぱさや香りなどは、うま味とは別に、料理をおいしくするのに、大事な働きをします。例えば、昆布と鰹節でとっただしで、梅干しをコトコトと煮ると、いつものだしとは違うおいしさのだしになりますよ。
うま味たっぷりのだしや、いろいろな食べ物と一緒に使って料理をつくり、新しいおいしさを発見してみてください。
2019年 3月の情報をもとに掲載しています。