活動レポート

「Mankai®[マンカイ]」に含まれる葉野菜マンカイ(ウォルフィア)って何?
調べてみたらいろいろすごかった!

「Mankai®[マンカイ]」に含まれる葉野菜マンカイ(ウォルフィア)って何? 調べてみたらいろいろすごかった!
高たんぱくですぐれた栄養価値のあるマンカイ(ウォルフィア)という葉野菜をご存知でしょうか。
味の素社がイスラエルのヒノマン社から葉野菜マンカイの日本における独占販売権を取得したのは2017(平成29)年3月のこと。それから4年以上の歳月を経て、ついに葉野菜マンカイを使った次世代ベジタブルドリンク「Mankai®[マンカイ]」が発売されることとなりました。

さっそく見たところ、インパクトのある緑色のビジュアルにびっくり! 青汁ドリンクを彷彿とさせるグリーンカラーの源が、直径わずか0.5㎜の葉野菜マンカイだそうです。マンカイは栄養豊富なだけでなく、じつは環境への負荷が少ないサステナブルな素材でもあるのだとか。現代社会が抱えるさまざまな問題にアプローチする次世代の食材と聞いては、ますます興味を抱かずにはいられません。注目の次世代食資源「葉野菜マンカイ」とは一体どんな野菜なのでしょうか?

世界最小の葉野菜マンカイとは?

世界最小の葉野菜マンカイの葉の直径はわずか0.5mm。しかし、小さな葉っぱの中には驚くほど豊富な栄養素が詰まっており、そのパワーは侮れません。

いちばんの特長は、野菜でありながらアミノ酸バランスの良い良質なたんぱく質を多く含んでいるということ。構成成分の約45%を植物性たんぱく質が占めています。葉野菜マンカイは植物にもかかわらず、アミノ酸スコアは最高値の100。たんぱく質の中でももっともアミノ酸のバランスが良いと言われている卵とよく似た理想的なアミノ酸のバランスであることがわかっています。またビタミンやミネラル、オメガ3脂肪酸、食物繊維など多くの栄養素が含まれているのも大きな魅力。葉野菜マンカイは、野菜でありながらたんぱく質をリッチに含む食材なのです。

ヒノマン社と手を携えて、新製品を開発

すぐれた栄養価値を有する葉野菜マンカイですが、少量の水、光、栄養素で栽培ができるなど、環境への負荷が少ないのも特長。農薬や殺菌剤などの化学薬品を必要としないほか、3日で収穫できる成長の速さも、次世代の食材として注目を集めている所以です。

健康志向やサステナブル志向の高まりを見据え、葉野菜マンカイの商業生産に向けた取り組みを行ってきたのがヒノマン社。9年の歳月をかけて、省エネルギーで葉野菜マンカイを量産できる水耕栽培システムを開発した、イスラエルのベンチャー企業です。味の素社は、地球課題の解決をしながら、食と健康に貢献することを実現する上で、同社の持つ素材・技術が、非常に魅力的であると感じ、2017年に出資を行い、日本における葉野菜マンカイの独占販売権を取得。ヒノマン社と手を携え、新製品の開発に乗り出すこととなりました。

食と健康の課題解決企業として味の素社が挑む、21世紀の地球課題

注目の葉野菜マンカイを使った新製品を味の素社が開発した背景には、「食と健康の課題解決企業として21世紀の社会課題の解決に取り組んでいくべき」という、味の素社の強い信念があります。

味の素社が解決したいと考える1つ目の課題は、温室効果ガスや水資源の枯渇リスクといった「地球持続性の課題」。

地球規模の問題として考えられている温室効果ガスは、14%~18%が畜産業から排出されているといわれています。これは、エサの生産や飼育、食肉処理などの過程で発生する排出量の総量。車や飛行機を合わせた輸送による排出量よりも多い数字だというから驚きです。

裏を返せば、肉に代わるたんぱく質源を日常的に摂取する習慣が根付けば、環境への負荷を最小限に止めることができるということでもあります。良質なたんぱく質を豊富に含む葉野菜マンカイは、地球の救世主になるかもしれないサステナブルな存在。最低限の光や水で栽培できるので、水資源の枯渇リスクの面からも環境負荷軽減のアプローチをすることが可能です。

2つ目の課題は、人口急増によるたんぱく質危機という「食資源確保の課題」。

人口の増加や食生活の向上に伴い、今後はたんぱく質の需要が供給量を上回ることが予測されています。現代の主要たんぱく質源である"肉"を生産するためには穀物が必要になるわけですが、地球温暖化や人口の急増などさまざまな問題から、将来的に穀物供給量の不足が生じてくることでしょう。その問題を解決するには、肉に代わる新たな食資源の開発や生産が不可欠。環境負荷を抑えて生産できる葉野菜マンカイは持続可能なたんぱく質源として大変すぐれていると考えられます。

3つ目の課題は、現代人のたんぱく質、ビタミン・ミネラル不足といった「栄養の課題」。

現代の日本においては、男性、女性ともにたんぱく質不足が課題の1つとなっており、加齢に伴い食が細くなる高齢者もまた、たんぱく質不足の問題に直面しています。同様に野菜の摂取不足が引き起こすビタミン・ミネラル不足もまた、飽食のはずの日本が抱える課題となっています。

これらの課題にアプローチするために各国の研究機関が注目を寄せているのが、からだにも地球にもやさしい次世代の葉野菜マンカイ。味の素社による葉野菜マンカイを活用した商品開発は、こうして始まっていったのです。

■新商品「Mankai®[マンカイ]」開発者インタビューは近日公開です。

※MankaiⓇはHinoman Ltd.の登録商標です。

葉野菜マンカイ
マンカイは、世界最小の葉野菜で、学名は「ウォルフィア」。イスラエル語で「神様からの恵み」を意味します。葉の直径は0.5㎜ほどしかありませんが、たんぱく質やビタミン・ミネラルなどの栄養が豊富で、タイやベトナム、ラオスといった東南アジアの国々では、古くから貴重なたんぱく源として食されてきました。現在は、その健康価値の高さから、ハーバードやクリーブランドクリニックをはじめとする各国の学術機関で研究が進められています。

ヒノマン社
ヒノマン社は、イスラエル国テルアビブを拠点とするベンチャー企業です。現代表のロン・サルペーター氏が、マンカイ研究の第一人者ヤコブ・シャイ氏から事業として受け継ぎ、大規模栽培施設の開発を成功させました。2010年8月に設立されて以来、マンカイに関する研究開発および製造販売を行い、工業化を促進させています。味の素社は、ヒノマン社の第三者割当増資の引受および既存株主からの株式取得により、2017年3月に同社に出資。日本におけるマンカイの独占販売権を取得しています。

出典:https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/presscenter/press/detail/2017_03_23.html

プロテイン
プロテインとは、英語で「たんぱく質」の意味。炭水化物や脂質と並ぶ三大栄養のひとつで、肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などに多く含まれています。筋肉や血液などのもととなる大切な栄養素です。日本では、たんぱく質を主成分とする栄養補助食品(サプリメント)のことをおもに「プロテイン」と呼んでいて、たんぱく質を効果的に補給するために摂取されています。

2021年7月の情報をもとに掲載しています。

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